物語から小説へ
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物語から小説へ
(岩波講座文学 / 小森陽一 [ほか] 編集委員, 3)
岩波書店, 2002.10
- タイトル読み
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モノガタリ カラ ショウセツ エ
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注記
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内容: まえがき: これから先も当分死ぬことのない小説のために, 物語から小説へ(1「ギリシア・ローマの小説」-5「フランス近代小説論」), 小説の成熟(6「小説の身体」-10「ラテンアメリカ文学」), 語りの変容(11「近代小説における〈語り〉の問題」-13「ヌーヴォー・ロマン論」), 執筆者紹介
月報2 (8p ; 19cm)
参考文献あり
収録内容
- まえがき : これから先も当分死ぬことのない小説のために / 沼野充義著
- ギリシア・ローマの小説 / 中務哲郎著
- 平安時代の「物語」と物語文学 / 兵藤裕己著
- 西鶴 : 経済社会の小説 / 日暮聖著
- 『ロビンソン・クルーソー』と小説の生成 / 仙葉豊著
- フランス近代小説論 : 取捨選択のドラマ / 鷲見洋一著
- 小説の身体 : 一九世紀ロシア小説における〈作者〉と〈主人公〉 / 番場俊著
- ドイツ二〇世紀小説にみられたある感受性の革命 / 三原弟平著
- 東アジアにおける魯迅 / 藤井省三著
- 二〇世紀「アメリカ」小説論 : フォークナーとピンチョン / 越川芳明著
- ラテンアメリカ文学 : 小説、起源への回帰 / 木村榮一著
- 近代小説における〈語り〉の問題 : 谷崎潤一郎『卍』を手がかりとして / 金子明雄著
- 自伝のかたち : 「わたし」と「記憶」をめぐって / 石川美子著
- ヌーヴォー・ロマン論 : 虚構の運動をめぐって / 江中直紀著
内容説明・目次
内容説明
小説というジャンルは由緒正しいものでは決してなく、むしろ「やくざ」な生まれである—最もポピュラーなジャンルでありながら、定義づけを逃れ続ける「小説」。様々なタイプのテクストを包摂しつつ、変幻自在に形を変えながら、時代を超えて生き延びる、小説とは何か?「物語」を補助線に、その生命力の核心に迫る。
目次
- 物語から小説へ(ギリシア・ローマの小説;平安時代の「物語」と物語文学;西鶴—経済社会の小説;『ロビンソン・クルーソー』と小説の生成;フランス近代小説論—取捨選択のドラマ)
- 小説の成熟(小説の身体—一九世紀ロシア小説における“作者”と“主人公”;ドイツ二〇世紀小説にみられたある感受性の革命;東アジアにおける魯迅;二〇世紀「アメリカ」小説論—フォークナーとピンチョン;ラテンアメリカ文学—小説、起源への回帰)
- 語りの変容(近代小説における“語り”の問題—谷崎潤一郎『卍』を手がかりとして;自伝のかたち—「わたし」と「記憶」をめぐって;ヌーヴォー・ロマン論—虚構の運動をめぐって)
「BOOKデータベース」 より