木簡・竹簡の語る中国古代 : 書記の文化史

書誌事項

木簡・竹簡の語る中国古代 : 書記の文化史

冨谷至著

(世界歴史選書)

岩波書店, 2003.7

タイトル別名

木簡竹簡の語る中国古代 : 書記の文化史

タイトル読み

モッカン チクカン ノ カタル チュウゴク コダイ : ショキ ノ ブンカシ

大学図書館所蔵 件 / 237

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: 巻末p1-4

図版出典一覧: 巻末p5-6

地図あり

内容説明・目次

内容説明

二〇世紀初頭、かつて古代中華帝国の辺境地帯であった敦煌、居延で、官僚や兵士たちが書き残したおびただしい木簡群が発見された。二〇世紀後半には、中国各地から木簡・竹簡(簡牘)があいついで出土し、その総数は数十万に上る。幻の兵法書『孫〓兵法』をはじめとする書籍、字書、法律文書、命令書、契約書、帳簿、暦、札、手紙など、内容・形式ともに多彩なこれら簡牘資料は、中国古代史研究に飛躍的な知見をもたらした。古代の人びとは文字をどのように使いこなしたのか。文書行政は帝国の支配体制にいかに組み込まれていたのか。甲骨文・金文・石刻などの記録媒体も視野に入れながら、簡牘の時代から紙の時代へ、「紙本成立前夜」の多様な書記文化を豊かに提示する。

目次

  • 第1章 紙の発明とは?
  • 第2章 紙以前の書写材料
  • 第3章 木簡と竹簡
  • 第4章 簡牘が語る書記の世界
  • 第5章 楼蘭出土の文字資料より—併用される木と紙
  • 第6章 漢から晋へ—簡牘から紙

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ