心のパターン : 言語の認知科学入門
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書誌事項
心のパターン : 言語の認知科学入門
岩波書店, 2004.4
- タイトル別名
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Patterns in the mind : language and human nature
- タイトル読み
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ココロ ノ パターン : ゲンゴ ノ ニンチ カガク ニュウモン
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注記
さらに読む人のために: p271-284
内容説明・目次
内容説明
ヒトの子どもは聞いた言葉を単に真似ることによって話せるようになるのではない。無意識のうちに文のパターンを知り、文法を心(すなわち脳)のなかに作らずにはいられないから、言語を身につけることが可能なのだ。さらに、音楽、視覚、思考、文化など人間知性の他の領域に目を向けても、言語習得に見られるのと同様の能動性を見出すことができる。ヒトは誰でも言語を話し、理解する。これは明白な事実である。しかし、だからといってそれを説明するのも簡単であるわけではない。著者は本書で、私たちが言語をもつための必要条件をじっくりと検討し、そこから得られるヒトの性質についての深い洞察を示している。
目次
- 1 根本の論証(問題にたどり着く—生まれと育ちの論争;メンタル文法があるという論証 ほか)
- 2 メンタル文法の構成(音韻構造;統語構造 ほか)
- 3 言語に生物学的基盤があるという証拠(子どもはどのようにして言語を習得するか;普通でない状況での言語獲得 ほか)
- 4 言語以外のメンタル能力(経験を構築するという論証;音楽と視覚 ほか)
「BOOKデータベース」 より