エカテリーナの夢ソフィアの旅 : 帝制期ロシア女子教育の社会史

書誌事項

エカテリーナの夢ソフィアの旅 : 帝制期ロシア女子教育の社会史

橋本伸也著

(MINERVA歴史叢書クロニカ, 2)

ミネルヴァ書房, 2004.5

タイトル別名

エカテリーナの夢 ソフィアの旅

タイトル読み

エカテリーナ ノ ユメ ソフィア ノ タビ : テイセイキ ロシア ジョシ キョウイク ノ シャカイシ

大学図書館所蔵 件 / 166

この図書・雑誌をさがす

注記

関連年表: p365-369

内容説明・目次

内容説明

18世紀半ば、啓蒙主義の影響下に新たな家族像の創出を夢見た女帝エカテリーナの時代に端を発した帝制期ロシアの女子教育。19世紀前半までに貴族特権として拡大を遂げたこの試みは、世紀中葉の農奴解放の時代=“大改革の時代”に大きな転換点を迎えた。これ以降、近代世界最初の女性大学教授として知られる数学者ソフィア・コヴァレフスカヤをはじめいくたの女性たちの苦難の旅と、それを支援して専制的な帝制国家ともわたりあう社会の動向に力を得ながら、ロシアの女性たちの教育の場は他に例を見ない前進を遂げ、帝制末期には世界に冠たる巨大な女子教育システムにまで到達した。本書は、そうした歩みを、女性専門職者の世界にまで視野を広げて教育社会史的手法を用いて描く試みである。

目次

  • 帝制期ロシア女子教育の社会史—対象と視点
  • 第1部 教育の身分制原理と女子教育(女学院と貴族子女教育;聖職者の娘の学校—二つのロシア正教女子宗教学校)
  • 第2部 社会変動と女子中等・高等教育(大改革の時代と女子ギムナジアの成立—マリア皇后庁女子ギムナジア;国民教育省管下女子ギムナジアの成立と発展;女子高等教育と女性専門職者への道)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ