眠りと文学 : プルースト、カフカ、谷崎は何を描いたか
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書誌事項
眠りと文学 : プルースト、カフカ、谷崎は何を描いたか
(中公新書, 1753)
中央公論新社, 2004.6
- タイトル別名
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眠りと文学 : プルーストカフカ谷崎は何を描いたか
- タイトル読み
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ネムリ ト ブンガク : プルースト カフカ タニザキ ワ ナニ オ エガイタカ
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注記
参照文献: p229-232
内容説明・目次
内容説明
スタンダールの言葉にあるように、小説=フィクションは人生を映し出す鏡でなくてはならなかった。しかし二〇世紀は、この鏡の姿に魅せられ、フィクションに対する現実の優位性がぐらつき始めた時代となった。それはプルーストとカフカとともに始まり、谷崎において“現”という特別な形で現れている。眠りの次元を取り込んだ彼らの作品を読み解き、人間の存在と意識に投げ掛けられた新しい光を浮かび上がらせる。
目次
- 1 プルースト(目覚めの暗闇;入れ子状の寝室 ほか)
- 2 カフカ(既視感のなかから;不気味さ ほか)
- 3 プルーストとカフカと“現”(世界を新しく定義し直した二人;電話 ほか)
- 4 谷崎の“うつす”世界(谷崎のアクチュアリティ;小説『細雪』 ほか)
「BOOKデータベース」 より