東京美術骨董繁盛記
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東京美術骨董繁盛記
(中公新書, 1794)
中央公論新社, 2005.4
- タイトル読み
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トウキョウ ビジュツ コットウ ハンジョウキ
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内容説明・目次
内容説明
世の中には古美術商、骨董商、道具屋という商売がある。覗いてみるのが少し怖いこれらの店のなかには、いったい何がひそんでいるのだろうか—。東京の名だたる美術骨董商をめぐること一八軒。店の来歴、往年の名蒐集家の逸事を聞き、数ある名品を実際に手に取りながら、読者とともに、時に人と金とが陰と日なたを行き来し、時に今は見る影もなくなってしまった「教養」が支配する、一種独特の美の世界へと旅をする。
目次
- 三渓洞の巻—骨董は世につれ
- 壷中居の巻—李朝の陶器と小林秀雄
- 繭山龍泉堂の巻—中国の古陶
- 甍堂の巻—美はあらゆるところに
- 飯田好日堂の巻—茶篭の小宇宙
- 吉平美術店の巻—魯山人は正直で寂しい人
- 海老屋美術店の巻—渡りのオランダ
- 池内美術の巻—松永耳庵の想い出、美術商の幸福
- 春風洞画廊の巻—画の本当の値打ちとは
- 山中精華堂の巻—西洋での買い付けの苦労と愉快さ
- 水戸忠交易の巻—モダンな陶器の話など
- 澄心堂の巻—硯は文人の心の拠り所
- 小西大閑堂の巻—奈良の仏像
- 欧亜美術の巻—パキスタン、アフガニスタンの仏像
- 平山堂の巻—岩崎邸の食器
- ギャラリー無境の巻—美術品に境界なし
- はせべやの巻—古民具の光沢
- 小宮山書店の巻—三島由紀夫の目の光
「BOOKデータベース」 より