英米児童文学の黄金時代 : 子どもの本の万華鏡
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英米児童文学の黄金時代 : 子どもの本の万華鏡
(Minerva英米文学ライブラリー, 13)
ミネルヴァ書房, 2005.4
- タイトル読み
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エイベイ ジドウ ブンガク ノ オウゴン ジダイ : コドモ ノ ホン ノ マンゲキョウ
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注記
内容: まえがき(編者), 第I部: 黄金時代の特質(第1章「児童文学の黄金時代」-第4章「ファンタジーの戦略」), 第II部: 十九世紀児童文学の古典(第5章「水辺で生まれたワンダーランド」-第10章「フェアリー・テイルの光と影」), 第III部: 二十世紀児童文学の古典(第11章「こだまする二面性」-第15章「バラと象牙/庭つくりと癒しをめぐって」), 図版出典一覧, 事項索引, 人名・作品索引, 執筆者紹介
文献: 各章末
収録内容
- 児童文学の黄金時代 : その特色と意義 / 桂宥子 [執筆]
- 黄金時代の子どもたち : 同時代と未来のヴィジョン / 成瀬俊一 [執筆]
- 自然へのまなざし : 児童文学の黄金時代とその想像力 / 高田賢一 [執筆]
- ファンタジーの戦略 : ファンタジー黄金時代とその背景 / 安藤聡 [執筆]
- 水辺で生まれたワンダーランド : ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』の世界へ / 庭野延子 [執筆]
- 心の目で見る真実 : ジョージ・マクドナルド『北風のうしろの国』 / 小峰和子 [執筆]
- フェアリー・テイルと人類学の接点 : アンドリュー・ラングの創作フェアリー・テイル / 牟田おりえ [執筆]
- ルイザ・メイ・オルコットは何にイライラしていたか : 不在の父親とカルト化した家族 / 島式子 [執筆]
- 越境する冒険者 : マーク・トウェインと『トム・ソーヤーの冒険』 / 白井澄子 [執筆]
- フェアリー・テイルの光と影 : ライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』 / 横田順子 [執筆]
- こだまする二面性 : ビアトリクス・ポターと『ピーターラビット』の世界 / 灰島かり [執筆]
- はじまりはネズビット : エヴリディ・マジックのゆくえ / 高鷲志子 [執筆]
- タイム・カプセルに記憶を凝縮して : ケネス・グレアムと『たのしい川べ』 / 西村醇子 [執筆]
- 成長を拒否した子ども、ピーター・パン : ジェイムズ・バリ『ピーター・パン』の誕生・変遷・反響 / 斉藤美加 [執筆]
- バラと象牙/庭つくりと癒しをめぐって : フランシス・ホジソン・バーネットと『秘密の花園』 / 川端有子 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
19世紀後期から20世紀初期は英米児童文学の黄金時代と呼ばれ、少年少女が手に汗握る冒険ストーリーがあるかと思えば、かわいらしい動物たちが繰り広げるファンタジー物語など多くの名作が次々と誕生した驚異の時代である。本書は、この一時期に世界の児童文学の頂点とも言うべき児童書や絵本が登場した背景にはどのような動きがあったのか、作家たちのどのような願いが託されているのか。その謎を解き明かし、物語の魅力をたっぷりと味わえる1冊。
目次
- 第1部 黄金時代の特質(児童文学の黄金時代—その特色と意義;黄金時代の子どもたち—同時代と未来のヴィジョン;自然へのまなざし—児童文学の黄金時代とその想像力;ファンタジーの戦略—ファンタジー黄金時代とその背景)
- 第2部 十九世紀児童文学の古典(水辺で生まれたワンダーランド—ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』の世界へ;心の目で見る真実—ジョージ・マクドナルド『北風のうしろの国』;フェアリー・テイルと人類学の接点—アンドリュー・ラングの創作フェアリー・テイル ほか)
- 第3部 二十世紀児童文学の古典(こだまする二面性—ビアトリクス・ポターと『ピーターラビット』の世界;はじまりはネズビット—エヴリディ・マジックのゆくえ;タイム・カプセルに記憶を凝縮して—ケネス・グレアムと『たのしい川べ』;成長を拒否した子ども、ピーター・パン—ジョイムズ・バリ『ピーター・パン』の誕生・変遷・反響;バラと象牙/庭つくりと癒しをめぐって—フランシス・ホジソン・バーネットと『秘密の花園』)
「BOOKデータベース」 より