日本の文化ナショナリズム

書誌事項

日本の文化ナショナリズム

鈴木貞美著

(平凡社新書, 303)

平凡社, 2005.12

タイトル読み

ニホン ノ ブンカ ナショナリズム

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注記

引用・参考文献: p268-277

内容説明・目次

内容説明

ナショナリズムは、政治や経済に限られた現象ではない。それはむしろ文化の面において、より深く広く現れる。近代国民国家の生成は、文化的自画像の編成をうながし、明治日本も、「国民文化」の創造に乗り出した。「国語」を制定し、「日本文学」という伝統を作り出し…。しかしその歩みは、思いのほかジグザグの道をたどったのだった。錯綜する価値の間を行き来した日本の文化ナショナリズム。多彩な文化事象を渉猟しつつ、その道行きをくまなくたどる。

目次

  • 第1章 文化ナショナリズムとは何か(いま、なぜ、文化ナショナリズムか;ナショナリズムとは何か)
  • 第2章 国民国家の創造(発明された歴史;天皇制も発明された)
  • 第3章 国民文化の形成(「国語」の不思議;「日本文学」は二重の発明 ほか)
  • 第4章 「帝国」の思想(大衆ナショナリズムの時代;普遍主義と文化相対主義 ほか)
  • 第5章 戦後の文化ナショナリズム(敗戦の思想;日本文化論の季節 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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