鉄道の文学紀行 : 茂吉の夜汽車、中也の停車場
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鉄道の文学紀行 : 茂吉の夜汽車、中也の停車場
(中公新書, 1830)
中央公論新社, 2006.1
- タイトル別名
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鉄道の文学紀行 : 茂吉の夜汽車中也の停車場
- タイトル読み
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テツドウ ノ ブンガク キコウ : モキチ ノ ヨギシャ チュウヤ ノ テイシャジョウ
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内容説明・目次
内容説明
汽車の旅こそ、文学によく似合う。『金色夜叉』の貫一とお宮は何に乗って熱海へ行ったか、斎藤茂吉は「死にたまふ母」をひと目見んと、どの列車に乗って故郷へ向かったか…。函館から豊後竹田まで十二の駅に、近代文学の足跡を訪ねる。鉄道が元気だった時代ははるかに遠く、往年の作家たちが辿った路線は大きく変貌したが、昔の時刻表と駅舎の片隅の小さな痕跡を手がかりに、読者をノスタルジックな旅へと誘う。
目次
- 函館駅—啄木『一握の砂』から辻仁成『海峡の光』まで
- 茂吉記念館前駅—「死にたまふ母」を一目見ん
- 今泉駅—宮脇俊三、昭和二十年八月十五日の汽車
- 二本松駅—高村光太郎、智恵子の「ほんとの空」
- 犬吠駅—佐藤春夫「犬吠岬旅情のうた」をめぐる
- 熱海駅—尾崎紅葉『金色夜叉』から「湯の町エレジー」へ
- 信濃追分駅—立原道造「のちのおもひに」
- 替佐駅—高野辰之「兎追いし山、小鮒釣りし川」
- 桑名駅—中原中也、昭和十年八月十一日の夜
- 湯田温泉駅—中原中也の「帰郷」
- 宇和島駅—大和田建樹「鉄道唱歌」のふるさと
- 豊後竹田駅—滝廉太郎「荒城の月」、そして川端康成『千羽鶴』
「BOOKデータベース」 より