教養の歴史社会学 : ドイツ市民社会と音楽

書誌事項

教養の歴史社会学 : ドイツ市民社会と音楽

宮本直美著

岩波書店, 2006.2

タイトル読み

キョウヨウ ノ レキシ シャカイガク : ドイツ シミン シャカイ ト オンガク

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注記

参考文献: 巻末p5-20

博士論文 (社会学, 東京大学大学院人文社会系研究科提出) をもとにしたもの

内容説明・目次

内容説明

19世紀ドイツにおいては、「教養」が他の国々とは異なって大きな位置を占めていた。それはどのようにして形成され、維持されたのか。本書は、バッハ復興運動やアマチュア音楽活動の展開、キャノン(正典)の誕生、音楽作法の完成などを跡付けつつ、「音楽芸術」の成立過程について究明。音楽現象の分析によって教養理念の内在的な論理を解明するとともに、音楽が社会的に担った意味を浮き上がらせる。音楽学の素養をもつ著者にして初めて可能となった、ドイツ社会の歴史文化をめぐる卓見的な考察であり、従来、歴史学と音楽学とでまったく別個に議論されてきたテーマを総合する、歴史社会学=音楽社会学の達成である。

目次

  • 序章 ドイツの教養と音楽
  • 第1章 教養を求める人々
  • 第2章 教養のアリバイ—アマチュア音楽活動
  • 第3章 目に見える教養—バッハ復興運動
  • 第4章 音楽芸術の誕生—音楽批評から音楽学へ
  • 第5章 音楽が暴く教養の正体

「BOOKデータベース」 より

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