書誌事項

近代日本の転機

鳥海靖編

吉川弘文館, 2007.6

  • 明治・大正編
  • 昭和・平成編

タイトル読み

キンダイ ニホン ノ テンキ

大学図書館所蔵 件 / 202

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注記

明治・大正編の年表: p296-298

昭和・平成編の年表: p300-302

参考文献: 各節末

内容説明・目次

巻冊次

明治・大正編 ISBN 9784642079747

内容説明

黒船来航、戊辰戦争、廃藩置県、西南戦争、憲法発布、韓国併合、米騒動、パリ講和会議、ワシントン会議…。歴史にはその流れを大きく変え、または加速させ、歴史の行方を決定づけた転換点がある。明治・大正の日本を変えた32の“その時”。

目次

  • 黒船来航—プロローグ
  • 1 封建体制の解体と文明化(排除された「最期の将軍」—小御所会議;五稜郭陥落—戊辰戦争の終結;廃藩置県の発令—その日の東京・福井;散髪と様相—「因循姑息」から「文明開化」へ;陸蒸気が運んだ文明—鉄道の開通;薩軍敗退への分岐点・熊本城の攻防—西南戦争;内国勧業博覧会と万国博覧会—殖産興業;大久保利通暗殺—明治創業期の終焉)
  • 2 立憲政治の実現(府県会の開設—地方自治の整備;政党の結成—自由党の誕生;伊藤博文のヨーロッパ観察と立憲政治調査—「性急すぎる日本の改革」;立憲政治の実現へ—大日本帝国憲法の発令;日本最初の政党内閣—隈板内閣の明暗;新しいメディアの形成—『万朝報』の創刊)
  • 3 帝国日本の伸張(三国干渉と黄禍論;「百日維新」と日本—清末中国知識人の変法強国の悲願;八幡製鉄所の創業—近代産業の発展と国際競争力;新聞の主戦論と倒閣運動—「ロシア討つべし、弱腰内閣倒すべし」;外債発行の現場から—ロンドンの高橋是清;深刻化する日本人移民問題—学童隔離の衝撃;韓国併合)
  • 4 民衆の時代(『青鞜』の創刊—「元始女性は太陽であった」の宣言;憲政擁護・閥族打破—第一次護憲運動;「越中女一揆」—米騒動の発端;「平民宰相」の登場—原敬内閣の誕生;憲法記念日の大示威行進—普通選挙の実現を求めて)
  • 5 国際協調とアジアのナショナリズム(人種差別撤廃ならず—パリ講和会議と日本;三・一運動—日本の朝鮮「武断統治」の破綻;五・四運動—現代中国の胎動;ワシントン会議—海軍軍備制限条約、九ヵ国条約への調印;幣原喜重郎外相と南京事件—対中政策をめぐる論争)
巻冊次

昭和・平成編 ISBN 9784642079754

内容説明

世界恐慌、2・26事件、東京大空襲、極東国際軍事裁判、石油ショック、地下鉄サリン事件、大企業不祥事…。歴史にはその流れを大きく変え、または加速させ、歴史の行方を決定づけた転換点がある。昭和・平成の日本を変えた32の“その時”。

目次

  • 1 国際的孤立化の歩み(世界恐慌とその波紋—ウォール街からの衝撃;満洲事変の勃発—不拡大方針の挫折;五・一五事件—憲政の常道の終焉;松岡洋右の誤算—国際連盟脱退;否認された天皇機関説—骨抜きにされた明治憲法の立憲主義;軍隊の叛乱—二・二六事件;「北支事変」から「支那事変」へ—大山大尉事件;国家総動員法の成立—議会政治は停止されたか;東京オリンピック開催返上の決定—幻のオリンピック)
  • 2 戦争の時代(大政翼賛会の成立—失われた政治的求心力;紀元二六〇〇年式典—思想統制は成功したか;大本営政府連絡会議の大激論—対英米最終方針;日英米開戦—火蓋を切ったコタバル上陸;翼賛選挙—翼賛政治体制の成立;珊瑚海の蹉跌奪取史上初の空母決戦;大東亜会議と大東亜共栄圏—その理想と現実をどう見るか;ヤルタ会談と米英ソの協力・対立—第二次世界大戦見直しの動き;東京大空襲—第二次世界大戦下の都市無差別爆撃;天皇の裁断—異例のポツダム宣言受諾)
  • 3 廃墟からの復興(降伏文書調印—日本「帝国」の最期;マッカーサー草案の提示—日本国憲法の第一歩;防げなかった破局的インフレ—金融緊急措置令の発布;女性代議士の登場—日本初の女性参政権行使;極東国際軍事裁判—歴史を裁判できるのか?;朝鮮戦争勃発—日本の掃海隊派遣;主権と独立の回復—対日講和条約、戦後外交のスタートライン)
  • 4 経済繁栄とその病理(保守合同—五五年体制の成立;東海道新幹線の開通—経済の高度成長;田中角栄の決断—日中国交正常化から平和友好条約の締結まで;トイレットペーパー買い占め—石油ショックと日本経済;地下鉄サリン事件)
  • 混迷する日本経済と企業不祥事—エピローグ

「BOOKデータベース」 より

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