流通する「人体」 : 献体・献血・臓器提供の歴史

書誌事項

流通する「人体」 : 献体・献血・臓器提供の歴史

香西豊子著

勁草書房, 2007.7

タイトル別名

流通する人体 : 献体献血臓器提供の歴史

タイトル読み

リュウツウ スル ジンタイ : ケンタイ ケンケツ ゾウキ テイキョウ ノ レキシ

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注記

索引: 巻末p1-5

参考文献: 巻末p7-28

内容説明・目次

内容説明

流通システム形成過程から炙り出される現代のヒト組織利用につらなる言説構造。解剖体や血液、臓器といった「資源」はどのように流通し供給されてきたのか。江戸末期から現在に至る「人体」流通システムを追いながら、「善意による無償提供」「自己決定」といったヒト組織利用に関する倫理的根拠が、そもそも資源調達の経済論的帰結にすぎないことを描き出す。

目次

  • ドネーションという事象系
  • 第1部 ドネーションの経済論—解剖台の定点観測より(ドネーションの歴史性;解剖の制度化と身体;戦前期における解剖体の経済論;戦後の「解剖体不足」と献体運動)
  • 第2部 ドネーションの諸形態—ストック/バンク/ネットワーク(ドネーションと「人体」の形象;血液のバンキング;移植医療ネットワーク;ドネーションという統辞論)
  • 第3部 ドネーション言説の展開—「起源」の忘却のなかで(「人体」のありか;記述のなかのドネーション)

「BOOKデータベース」 より

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