『史記』と『漢書』 : 中国文化のバロメーター
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書誌事項
『史記』と『漢書』 : 中国文化のバロメーター
(書物誕生 : あたらしい古典入門)
岩波書店, 2008.11
- タイトル別名
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史記と漢書 : 中国文化のバロメーター
- タイトル読み
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シキ ト カンジョ : チュウゴク ブンカ ノ バロメーター
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注記
参考文献: p205-211
内容説明・目次
内容説明
後世に大きな影響を与えた点で、いずれもひけをとらない『史記』と『漢書』。しかし、どちらをより優れた歴史書とみなすかは、時によって変化してきた。文体も、儒教との距離のとり方も、そして作者の生き方も対照的な二書を、それぞれの時代の人々がどう読み、どう評価したか—その読書史を探っていくと、逆にその時代の様相や歴史観、文学観が照らし出されてくる。本書では、歴史家の使命が語られる『史記』列伝冒頭の伯夷列伝や、『漢書』の風変わりな歴史人物ランキング「古今人表」など、原典に即して司馬遷や班固の思考を読み解きながら、『史記』と『漢書』の二〇〇〇年の旅路を読者とともに散策する。
目次
- 第1部 書物の旅路—『史記』と『漢書』の二〇〇〇年(正史としての『史記』『漢書』;『史記』と『漢書』のちがい;司馬遷の生涯;班固の生涯;『史記』と『漢書』の読書史—『漢書』の時代;中唐における『史記』ルネッサンス;印刷時代の『史記』と『漢書』;『史記評林』と『漢書評林』;結び—東西の両横綱としての『史記』と『漢書』)
- 第2部 作品世界を読む—文字の背後にあるもの(歴史家の弁明—『史記』「伯夷列伝」を読む;劉邦は「逃げた」のか、「跳んだ」のか;『漢書』「古今人表」)
「BOOKデータベース」 より