『臨済録』 : 禅の語録のことばと思想
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書誌事項
『臨済録』 : 禅の語録のことばと思想
(書物誕生 : あたらしい古典入門)
岩波書店, 2008.11
- タイトル別名
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臨済録 : 禅の語録のことばと思想
- タイトル読み
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リンザイロク : ゼン ノ ゴロク ノ コトバ ト シソウ
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注記
参考文献: p227-237
内容説明・目次
内容説明
「珍分漢ノ囈語」(夏目漱石)のように見える禅問答も、それが発せられた唐代禅の文脈に立ち戻るとき、いきいきとした意味がよみがえる。修行者がめざした「本分事」—本来の自己—とは、何だったのか。鈴木大拙の言う「禅によって生きる」とは、いかなることか。難解な禅の語録を実践的な「場」の言語として丁寧に読み解きながら、宋代、そして現代に至るその解釈の転換の意味を問う、禅問答の思想史。
目次
- 第1部 書物の旅路—「柏樹子」の思想史(唐代の禅;宋代の禅—圜悟と大慧;『無門関』から日本近代の禅理解へ)
- 第2部 作品世界を読む—『臨済録』導読(臨済の説法;事已むを得ず—臨済院の説法;傍家波波地—自らを信じきれぬ者たち;未だ見処有らざりし時—若き日の臨済;仏法無多子—黄檗との因縁;ふたたび「祖師西来意」;無事是れ貴人—修行の否定と平常無事;無位の真人;空中の鈴の響き—臨済と普化)
「BOOKデータベース」 より