ソフォクレース『オイディプース王』とエウリーピデース『バッカイ』 : ギリシャ悲劇とギリシャ神話

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ソフォクレース『オイディプース王』とエウリーピデース『バッカイ』 : ギリシャ悲劇とギリシャ神話

逸身喜一郎著

(書物誕生 : あたらしい古典入門)

岩波書店, 2008.11

Other Title

『オイディプース王』と『バッカイ』 : ギリシャ悲劇とギリシャ神話

ソフォクレースオイディプース王とエウリーピデースバッカイ : ギリシャ悲劇とギリシャ神話

オイディプース王とバッカイ : ギリシャ悲劇とギリシャ神話

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ソフォクレース オイディプースオウ ト エウリーピデース バッカイ : ギリシャ ヒゲキ ト ギリシャ シンワ

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参考文献: p217-224

Description and Table of Contents

Description

「自分は何者か」という真実を求めつづけるオイディプース王と、「ディオニューソス信仰」という宗教の現実を拒みつづけるペンテウス。“知る”ことについて対照的な態度をとる二人の主人公の行き着く先は、どちらも破滅であった。だとすれば、「汝自身を知れ」というあのあまりにも名高い神託は、いったい何を意味していたのだろうか—。古代ギリシャが生んだ最大の文学ジャンルである悲劇は、神話に取材しつつも、そこにさまざまな「仕掛け」を凝らすことで独自の発展を遂げた。劇世界では、神と人はいかに関わり、また「運」と「運命」はどう描かれるのか?物語展開の「連鎖構造」と「カタログ構造」とは?—二つの劇を縦横に読み解きながら、その尽きせぬ魅力に迫る。

Table of Contents

  • 第1部 書物の旅路—神話から悲劇へ、悲劇から書物へ(悲劇を「読む」ということ;神話という素材;ギリシャ悲劇の上演と伝承)
  • 第2部 作品世界を読む—悲劇の精髄(劇の構造;ふたつの悲劇からの問いかけ;悲劇の「部品」)

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