科学の世界と心の哲学 : 心は科学で解明できるか
著者
書誌事項
科学の世界と心の哲学 : 心は科学で解明できるか
(中公新書, 1986)
中央公論新社, 2009.2
- タイトル別名
-
科学の世界と心の哲学
- タイトル読み
-
カガク ノ セカイ ト ココロ ノ テツガク : ココロ ワ カガク デ カイメイ デキルカ
大学図書館所蔵 件 / 全310件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
科学や技術の圧倒的な進歩によって、私たちを取り巻く多くの現象が解明されてきた。そうした中、「認識論の自然化」、「心の哲学の自然化」と呼ばれる考え方が登場し、心も科学で解明されると主張する。本書では、近代科学が産声を上げた一七世紀に遡って、科学の目的と規範を明らかにし、心が科学によっては解明し尽くせないことを示していく。消去的唯物論や認知的アプローチなど科学主義路線の限界を示し、デカルトが提出した「心身合一」概念の豊かな射程を再評価する。
目次
- 第1部 科学の目的と規範(近代科学の原点—一七世紀における科学革命と近代科学の形成;科学的知識の三つの基本的規範;理論的対象の実在性と科学的知識の客観性)
- 第2部 心の存在と哲学—心の哲学は自然化(科学化)しうるか(近代の心の哲学の原点—デカルトの心の哲学と心身問題;心の哲学の自然化の問題;心の存在の実在性と因果性;自由意志と他者の心)
「BOOKデータベース」 より