「戦争体験」の戦後史 : 世代・教養・イデオロギー
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書誌事項
「戦争体験」の戦後史 : 世代・教養・イデオロギー
(中公新書, 1990)
中央公論新社, 2009.3
- タイトル別名
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戦争体験の戦後史 : 世代・教養・イデオロギー
戦争体験の戦後史 : 世代教養イデオロギー
- タイトル読み
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「センソウ タイケン」 ノ センゴシ : セダイ・キョウヨウ・イデオロギー
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注記
参考文献: p271-280
「戦争体験」 の戦後史関連年表: p281-286
内容説明・目次
内容説明
アジア・太平洋戦争下、三〇〇万人以上犠牲者を出した日本。この「戦争体験」は、悲劇として語られ、現在では反戦・平和と結びつくことが多い。だが、戦後六〇年のなかでそれは、実は様々な形で語られてきていた。本書は、学徒兵たちへの評価を中心に、「戦争体験」が、世代・教養・イデオロギーの違いによって、どのように記憶され、語られ、利用されてきたかを辿り、あの戦争に対する日本人の複雑な思いの変遷をみる。
目次
- 第1章 死者への共感と反感—一九四五〜五八年(遺稿集のベストセラー;戦没学徒の国民化—教養への憧憬;戦没学徒への反感;反戦運動の隆盛;反戦とファシズムの類似性—学生運動批判)
- 第2章 政治の喧噪、語りがたい記憶—一九五九〜六八年(六〇年安保と「戦争体験」の距離;農民兵士たちの心情;「戦争体験」への拒否感—戦中派の孤立)
- 第3章 断絶と継承—一九六九年〜(大学紛争の激化—「わだつみ像」の破壊;天皇をめぐる「忠誠」と「反逆」;戦争責任論と教養の現代)
「BOOKデータベース」 より