書誌事項

『孫子』 : 解答のない兵法

平田昌司著

(書物誕生 : あたらしい古典入門)

岩波書店, 2009.4

タイトル別名

孫子

タイトル読み

ソンシ : カイトウ ノ ナイ ヘイホウ

大学図書館所蔵 件 / 214

注記

参考文献: p235-246

内容説明・目次

内容説明

はなばなしい戦史もなく、必勝の極意もない。二四〇〇年前に生まれたそんな小さな書物が、今なお「最高の兵法書」でありつづけるのはなぜか。注釈を施した三国志の英雄曹操、旗印とした武田信玄から、一八世紀のイエズス会士、アメリカ海兵隊指揮官、労働組合活動家にいたるまで、おびただしい数の読者はそこに何を読み取ったのか。前近代中国・日本における受容はもとより、近現代における世界的規模での「聖典化」にも着目、広い視野のもとに『孫子』の読書史を追跡する。さらに、平安時代写本『群書治要』に収録された『孫子兵法』、勝敗を決定づける原理を解明する「形篇」「勢篇」、現存最古の翻訳である西夏語訳などをとりあげ、その珠玉のことばを味読する。

目次

  • 第1部 書物の旅路—不敗への欲望(戦いの言語化—『孫子』の原型;成立と伝承;日本の『孫子』—江戸時代末期まで;帝国と冷戦のもとで)
  • 第2部 作品世界を読む—辞は珠玉の如し(帝王のために—『群書治要』巻三三より;形と勢—永禄三年の読み;不確定であれ—銀雀山漢墓出土竹簡「奇正」;集団と自然条件—西夏語訳『孫子』より)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA89780118
  • ISBN
    • 9784000282901
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    v, 246p, 図版 [1] 枚
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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