カエサル『ガリア戦記』 : 歴史を刻む剣とペン

書誌事項

カエサル『ガリア戦記』 : 歴史を刻む剣とペン

高橋宏幸著

(書物誕生 : あたらしい古典入門)

岩波書店, 2009.5

タイトル別名

『ガリア戦記』 : 歴史を刻む剣とペン

カエサルガリア戦記 : 歴史を刻む剣とペン

タイトル読み

カエサル ガリア センキ : レキシ オ キザム ケン ト ペン

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注記

参考文献: p201-209

ローマ・ガリア関連略年表: 巻末p1-2

内容説明・目次

内容説明

ガリア諸部族を相手に無敵の軍団を率いた武人は、キケローが称賛し、ウェルギリウスの『アエネーイス』に大きな影響を与え、モンテーニュや小林秀雄を唸らせる稀代の文人でもあった。ときに疾風烈火のごとく攻め進む一方、ときに節度と自制、忍耐によって機を待ち、実際の戦闘を最小限に抑える「真の武勇」をそなえた将軍カエサル。ガリアや属州という時空間を舞台に、彼はいかに戦略構想を打ち出し、人を動かし、事を進め、難局を切り拓いていったのか。『ガリア戦記』という作品が体現し、カエサルの偉業を歴史に刻むこととなった言葉の力とは何か。「戦争の大義」「戦争と境界」「戦争と平和」といった普遍的なテーマにも光を当てながら、その醍醐味を読み解く。

目次

  • 第1部 書物の旅路—ガリアへの道、ガリアからの道(文人カエサル;属州統治とガリア;戦争と境界;鬨の声が走る)
  • 第2部 作品世界を読む—戦争を描く(戦争の大義;全ガリアの自由;武勇の真価;劇的叙述)

「BOOKデータベース」 より

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