日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか : 児童精神科医の現場報告

書誌事項

日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか : 児童精神科医の現場報告

古荘純一著

(光文社新書, 404)

光文社, 2009.5

タイトル別名

日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか

タイトル読み

ニホン ノ コドモ ノ ジソン カンジョウ ワ ナゼ ヒクイ ノカ : ジドウ セイシンカイ ノ ゲンバ ホウコク

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注記

引用・参考文献: p260-262

引用・参考論文: p263-268

内容説明・目次

内容説明

児童精神科医として診察をし、学校現場からの相談も受けている著者は、「居場所がない」「疲れた」と訴える子どもたちと接している。そのような中、日本語の子ども版QOL尺度の開発に関わり、調査を行ったところ、多くの子どもたちが自分に自信がなく、自分自身や学校などの満足度に関する質問に対し、下から2番目の「ほとんどない」という答えを選択していることに衝撃を受ける。5段階の下から2番目が「標準」となっている日本の子どもたちの心の現状。ユニセフの調査でも、日本の子どもの主観的な幸福度は、他国と比べて突出して低いことが報告されている。本書では、調査結果や診療・学校現場での豊富な事例をもとに、自尊感情という視点から、子どもたちの現況を見つめ直す。

目次

  • 第1章 注目のキーワード「自尊感情」を問い直す
  • 第2章 子どもの精神面の健康度を測る—QOL尺度の開発
  • 第3章 自尊感情が低い日本の子どもたち
  • 第4章 なぜ子どもたちの自尊感情が低いのか
  • 第5章 専門外来で診る子どもたちと自尊感情
  • 第6章 学校現場で子どもの心の問題をサポートする
  • 第7章 社会・教育病理現象と自尊感情
  • 第8章 子どもとどう関わったらよいのか?

「BOOKデータベース」 より

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