世界探検全史 : 道の発見者たち
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世界探検全史 : 道の発見者たち
青土社, 2009.10
- 上
- 下
- タイトル別名
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Pathfinders : a global history of exploration
- タイトル読み
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セカイ タンケン ゼンシ : ミチ ノ ハッケンシャ タチ
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注記
原著 (Oxford University Press, 2006) の全訳
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784791765010
内容説明
先史時代から道なき道の困難に敢然と旅立った勇者が、密林の奥、大海原の果てに見出したものは何だったのか。シルクロード、暗黒大陸アフリカの奥地、そしてコロンブスらの大航海まで—。辺境に離散してゆく人類の「移動」を視座に、世界史を壮大なロマンに読み換える。大胆な構想の決定版。2007年度「世界史協議会ブック賞」受賞。
目次
- 1 手を伸ばす—通路の最初の発見者、文化の採集から大いなる帝国へ(分岐の発端;「アイスマン」がやってくる;合流の始まり;初期の地図の謎;文明間のコミュニケーション;地中海から大西洋へ;シルクロード;モンスーンの探検者;合流の限界)
- 2 到達する—約一〇〇〇年以前までの海洋の探検(最後の文化の分岐—太平洋でのポリネシア人の探検;大いなる合流—北極海と大西洋;インド洋海域—季節風ルートの拡大と展開)
- 3 躍動する—古代後期と中世における陸地の探検(シルクロードの延伸;モンゴル効果;ステップ地帯の踏破;国内の探検—日本とヨーロッパの実例;キリスト教圏の辺境の彼方;アフリカ;アメリカ大陸内部のルート)
- 4 跳躍する—中世後期の海路の転換と大西洋への進出(なぜイベリア半島か?;大西洋志向の起源—ジェノヴァとマリョルカ;イべりヤ人がやってくる;大西洋のアフリカ側へのポルトガルの探検;アフリカの突出部をまわる;世界の他の地域の海洋志向;ヨーロッパの奇跡?;風向きに戻る)
- 5 躍進する—一四九〇年代の前方への大跳躍(コロンブス;キャボット;ダ・ガマ;カブラル、ヴェスプッチ、アンダルシアの航海者;コロンブスの周辺の世界—大西洋以外の探検)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784791765027
内容説明
異文化遭遇を夢見る探検者の野望、想像力、技術改良は、未踏の地に光を当て、世界地図はさらに精度を高める。キャプテン・クックに続く、西欧列強の植民地主義は、人類史に陰影をもたらした。未知を求め彷徨う情動は、地球外脱出へと開かれる。ベストセラー作家による畢生の巨編、完結。
目次
- 6 世界一周—グローバルな諸ルート、一五〇〇年頃〜一六二〇年頃(太平洋の暗号解読;太平洋のイメージ化—大きさの問題;太平洋はの進出—マゼランの航海;風の解読—ウルダネータの航海とその状況;海洋の果ての支配—メンダーニャとキーロス;インド洋;アメリカ大陸の輪郭;南アメリカ大陸の内部からの探検;現地人のガイド)
- 7 連結する—世界規模の合流、一六二〇年頃〜一七四〇年頃(航海の改革;海図時代の幕開け;神話の持続力;アメリカ—逃げるアジアの尻尾か;空想の土地、霊感の海峡—太平洋を求めて;シベリア横断—氷の中のエル・ドラード。アフリカ—奴隷売買と探検;世界地図;世界の形状)
- 8 突破する—世界の拡大、一七四〇年代〜一八四〇年代頃(神話の残影;経度;壊血病との苦闘;太平洋—風の回廊の彼方;再び北西航路;南極大陸;オーストラリア;アメリカ;ロマンティシズムへのルート;アフリカ—白人の墓場;前方の通路;回顧と見通し—時代が提供する機会と制約)
- 9 グローバル化—制限された水平線、一八五〇年頃〜二〇〇〇年(アフリカ—書物のバトル;東南アジア—中国への緩慢なボート;オーストラリア—マウント・ホープレスへの行路;ニューギニア—「真に新しい土地」;アラビア—禁止の欲求不満;チベット—置き間違えた地平線;蒸気の航跡—工業世界の通路発見;寒冷の極限—北極と南極へのルート;新しい出会い;とんでもなく大きな冒険;なにが残っているか?)
「BOOKデータベース」 より