ヘロドトス『歴史』 : 世界の均衡を描く
著者
書誌事項
ヘロドトス『歴史』 : 世界の均衡を描く
(書物誕生 : あたらしい古典入門)
岩波書店, 2010.8
- タイトル別名
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『歴史』 : 世界の均衡を描く
ヘロドトス歴史 : 世界の均衡を描く
- タイトル読み
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ヘロドトス レキシ : セカイ ノ キンコウ オ エガク
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注記
参考文献: p177-186
内容説明・目次
内容説明
「歴史」という概念がいまだ形をなさぬ頃、ヘロドトスを駆りたてたのは、人間の営みの総体を探究したいという思いであった。この「歴史の父」は、どのような知的風土から生まれでたのか。ペルシア戦争を主軸に各地の古史・民族誌を織り交ぜるという、輻輳した叙述をつらぬく精神とは何か。トゥキュディデスら後世の歴史家との比較、世界の伝説・昔話との関連もふまえながら、最古の歴史書の独自の構想力と豊饒な物語世界を読み解く。
目次
- 第1部 書物の旅路—歴史家はいかにして創られたか(歴史家を創ったもの;方法、旅と口碑蒐集;ヘロドトス評価の変遷)
- 第2部 作品世界を読む—世界を一つに見る『歴史』(主題と構想;口碑蒐集と『歴史』の主題;世界の均衡からキュクロス観へ)
「BOOKデータベース」 より