ことばと身体 : 「言語の手前」の人類学

書誌事項

ことばと身体 : 「言語の手前」の人類学

菅原和孝著

(講談社選書メチエ, 480)

講談社, 2010.9

タイトル別名

ことばと身体 : 言語の手前の人類学

タイトル読み

コトバ ト シンタイ : ゲンゴ ノ テマエ ノ ジンルイガク

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内容説明・目次

内容説明

わたしたちが会話をしているとき、そこではことばだけが交わされているのではない。どんなに些細な、他愛のないおしゃべりであっても、自分の体にさわったり、身ぶりをしたり、ごく短い間があったり、ときには何かを演じたり、身体まるごとつかったコミュニケーションが繰りひろげられている。ブッシュマンの家族、日本の大学生、民俗芸能という多様な会話の現場を、徹底的にミクロに観察することで、コミュニケーションとは何か、社会とは何かという大いなる問いに挑む。現象学、社会システム理論、言語行為論などを参照しながら、徹底的に「身体」に根ざして考える“唯身論”人類学の試み。

目次

  • 序章 言語の手前からの出発
  • 第1章 グイの父子像—あたりまえのことを記述する
  • 第2章 自分にさわりながら話す—日常会話における自己接触
  • 第3章 身体による相互行為への投錨—会話テキストはいかにわからないか
  • 第4章 民俗芸能における身体資源の伝承—西浦田楽の練習場面から
  • 第5章 相互行為から社会へ—「会話の人類学」再訪
  • 終章 唯身論の人類学へ向けて

「BOOKデータベース」 より

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