「クラシック音楽」はいつ終わったのか? : 音楽史における第一次世界大戦の前後

書誌事項

「クラシック音楽」はいつ終わったのか? : 音楽史における第一次世界大戦の前後

岡田暁生著

(レクチャー : 第一次世界大戦を考える)

人文書院, 2010.9

タイトル別名

クラシック音楽はいつ終わったのか : 音楽史における第1次世界大戦の前後

タイトル読み

「クラシック オンガク」 ワ イツ オワッタノカ? : オンガクシ ニオケル ダイイチジ セカイ タイセン ノ ゼンゴ

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注記

参考文献: p137-138

略年表: p142-144

内容説明・目次

内容説明

芸術表現につきつけられたアポリア。落日しつつある西洋社会の閉塞感のなかに胚胎し、続く大戦経験がもたらした表現とは?前衛芸術、録音メディアの登場、ジャズの熱狂、音楽の国有化…音楽史の切断面への試論。

目次

  • 第1章 戦争の「前」と「後」—音楽史の亀裂としての第一次世界大戦(アヴァンギャルドの誕生;アメリカ・ポピュラー音楽の勃興;録音音楽の時代;音楽における国際主義;国有化される音楽?)
  • 第2章 モダニズムからアヴァンギャルドへ—大戦勃発前に起きたこと(戦争の予感;戦場となる演奏会場;シェーンベルクと不協和音の解放;ストラヴィンスキーとリズムの解放;未来派とノイズの解放)
  • 第3章 熱狂・無関心・沈潜—戦中の音楽状況(「精神の戦い」としての第一次世界大戦;総動員体制の中の音楽?;世代交代期としての第一次世界大戦;出兵した作曲家たち;亡命者たちの音楽;内なる戦争体験)
  • 第4章 社会の中の音楽—パウル・ベッカー『ドイツの音楽生活』をめぐって(音楽は社会が作る;音楽における資本主義への批判;音楽社会学的テーゼの反転—ベッカーからアドルノへ;最後の啓蒙主義者としてのベッカー?;音楽を通した国際的融和の希求;戦争がもたらしたもの)
  • 第5章 音楽史における第一次世界大戦とは何だったか—戦間期における回顧から(一九二〇年代の音楽と新古典主義;ハインリッヒ・ベッセラー「音楽聴取の根本問題」と戦前音楽文化への批判;ベッサーラーと「行動する音楽」の美学;ベッセラーの思想とユーゲント運動)

「BOOKデータベース」 より

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