日本的感性 : 触覚とずらしの構造
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書誌事項
日本的感性 : 触覚とずらしの構造
(中公新書, 2072)
中央公論新社, 2010.9
- タイトル読み
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ニホンテキ カンセイ : ショッカク ト ズラシ ノ コウゾウ
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注記
参照文献一覧: p298-302
内容説明・目次
内容説明
花の好みに現れるように、日本人には西洋人とは違う感じ方がある。「おもかげ」「なごり」「なつかしさ」など、日本人にとってそのものに「詩」を感じる言葉がある。“世界”が“われ”のなかでどのように響き合うか。それこそが感性であるならば、その多くは文化的な環境のなかで育まれ、個々の文化に固有の感性が生まれるだろう。本書は日本的感性を和歌を素材として考察し、その特性である「ずらし」と「触覚性」を明らかにする。
目次
- 感性とは何か
- 1 語彙(われ;世界;世界とわれの結び合い;語彙から文法へ)
- 2 文法(像のずらしとしての想像力;未来完了の詩学—関係のずらし;反省的批判のまなざし;創出する感性—シュルレアリスティック脱/再構成;感性の惑乱)
- 結び 日本的感性の構造(バラと桜;注視から残像へ;残像の感性—その広がり;世界との隠喩的交感;われの空間感覚;内省的な意識と記憶;浮遊する原点;ずらしの想像力—解釈学と詩学;日本的感性の構造)
「BOOKデータベース」 より