書誌事項

書物と映像の未来 : グーグル化する世界の知の課題とは

長尾真, 遠藤薫, 吉見俊哉編

岩波書店, 2010.11

タイトル読み

ショモツ ト エイゾウ ノ ミライ : グーグルカ スル セカイ ノ チ ノ カダイ トワ

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注記

その他の執筆者: 柴野京子, 龍澤武, 名和小太郎, 上野千鶴子, 岡島尚志, 大路幹生, テッサ・モーリス-スズキ, 伊藤守

内容: はじめに(長尾真, 遠藤薫, 吉見俊哉), I: 書物の未来(第1章「書物と図書館の未来」-第4章「グーグル・ブック・サーチ」, コラム「書き手としての立場から」), II: 映像とネット文化の未来(第5章「映画文化財の長期保存」-第7章「これは誰の映画か?」, コラム「映像アーカイブの社会的共有とメディア・リテラシー」, 第8章「メタ複製技術時代における「知」の公共性」, 第9章「公共知の未来へ」), 執筆者紹介

コラム「書き手としての立場から」(上野千鶴子)・「映像アーカイブの社会的共有とメディア・リテラシー」(伊藤守)は『学術の動向』2010年7月号より転載

参考文献: 章末

収録内容

  • 書物と図書館の未来 / 長尾真 [執筆]
  • グーグル問題とは何か / 柴野京子 [執筆]
  • 書物の公共性とは何か : グーグル問題をきっかけとして考える / 龍澤武 [執筆]
  • グーグル・ブック・サーチ : 近未来の著作権 / 名和小太郎 [執筆]
  • 書き手としての立場から / 上野千鶴子 [執筆]
  • 映画文化財の長期保存 : 問題点の整理とフィルム・アーカイブの役割 / 岡島尚志 [執筆]
  • 放送アーカイブの新たな動き : 「公共的利用」の視点から / 大路幹生 [執筆]
  • これは誰の映画か? : ドキュメンタリー映画とアジアの共通の記憶 / テッサ・モーリス・スズキ [執筆] ; 伊藤茂訳
  • 映像アーカイブの社会的共有とメディア・リテラシー / 伊藤守 [執筆]
  • メタ複製技術時代における「知」の公共性 / 遠藤薫 [執筆]
  • 公共知の未来へ : デジタルの衝撃とメディア文化財 / 吉見俊哉 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

グーグル・ブックス、電子書籍、ユーチューブ…。情報環境が激変するなか、学術書を含めた書籍や映画、ドキュメンタリー映像等のメディア文化財をいかに保存し、継承していくか。市場原理とは異なる視点に立ったそれらの利活用とは具体的にどのようなものか。国立国会図書館長の長尾真氏、東京国立近代美術館フィルムセンター主幹/国際フィルム・アーカイブ連盟会長の岡島尚志氏、NHK放送総局ライツ・アーカイブスセンター長の大路幹生氏をはじめ、書物と映像をめぐる現場・研究を先導する論者たちの発言。

目次

  • 1 書物の未来(書物と図書館の未来;グーグル問題とは何か;書物の公共性とは何か—グーグル問題をきっかけとして考える;グーグル・ブック・サーチ—近未来の著作権)
  • 2 映像とネット文化の未来(映画文化財の長期保存—問題点の整理とフィルム・アーカイブの役割;放送アーカイブの新たな動き—「公共的利用」の視点から;これは誰の映画か?—ドキュメンタリー映画とアジアの共通の記憶;メタ複製技術時代における“知”の公共性;公共知の未来へ—デジタルの衝撃とメディア文化財)

「BOOKデータベース」 より

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