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新秩序の模索 : 1930年代

(岩波講座東アジア近現代通史 / 和田春樹 [ほか] 編集委員, 5)

岩波書店, 2011.5

タイトル別名

新秩序の模索 : 一九三〇年代

タイトル読み

シンチツジョ ノ モサク : 1930ネンダイ

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注記

年表: p2-3

文献一覧: 各論末

内容説明・目次

内容説明

世界恐慌の打撃を受け「危機の時代」を迎えたアジアでは、新たな地域秩序と国際体系が模索されはじめる。しかし、農民の反乱や植民地での蜂起などさまざまな抵抗運動や、国際紛争・内戦が各地で見られた。各国は経済的連関を深めていたが、不況からの立ち直りは難しく、安定した協調体制を築くことはできなかった。危機の打開策はいずれのレヴェルでも混迷をもたらし、総力戦体制に向けて社会は変容を迫られた。総動員体制では、女性も徴用や動員の対象としてとりこまれる一方、社会保障制度の構築が進められる側面もあった。

目次

  • 通史 新秩序の模索—一九三〇年代(危機と模索の三〇年代;生活「改新」運動と農村秩序の再編 ほか)
  • 通空間論題(中華民国・中華ソヴェエト共和国・国民参政会—「党治」から「憲政」への模索;植民地期朝鮮の女性 ほか)
  • 個別史/地域史 1 世界恐慌とアジアにおける国際関係(世界大恐慌と通貨・経済の構造変動;一九三〇年代台湾のアジア域内における貿易と移民 ほか)
  • 個別史/地域史 2 権力と抵抗—植民地統治の変容(台湾議会設置請願運動についての再検討;朝鮮の地域社会と民衆 ほか)
  • 個別史/地域史 3 構想と主体—文化と社会の地平から(一九三〇年代インドにおける「国民国家」の模索—国民・宗教・女性;在日朝鮮人社会の成立と展開 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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