明治「美人」論 : メディアは女性をどう変えたか
著者
書誌事項
明治「美人」論 : メディアは女性をどう変えたか
(NHKブックス, 1198)
NHK出版, 2012.11
- タイトル別名
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明治美人論 : メディアは女性をどう変えたか
- タイトル読み
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メイジ ビジン ロン : メディア ワ ジョセイ オ ドウ カエタカ
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注記
参考文献: p242-247
明治「美人」年表: p250-251
内容説明・目次
内容説明
絵葉書となり、流した浮名に庶民が興味津々の芸者・栄龍。鹿鳴館の貴婦人の一人でセレブ中のセレブ、侯爵夫人・鍋島栄子。美人コンテストで一等獲得。初の素人美人、女学生・末弘ヒロ子。彼女たちに代表される美人は、その容姿はもちろん、文明開化の気運がもたらした女性の地位、教育、ファッションなどの変革もあいまって、写真・出版メディアの注目を集めるに至った。黎明期の女性雑誌、明治初期に創刊された「小新聞」を中心に現代にも通じる美しい女性の生き方を問う。
目次
- 第1章 写真のあけぼのと明治女性(芸者から読みとく「文明開化」;“ゲイシャ”から女優へ—芸能、演劇界の近代化;女学生ブーム—「文明開化」の理想の女性)
- 第2章 明治の女性雑誌と新しい“美人”像(鹿鳴館の女性たち—写真に見る国際性;憧れの“セレブ”写真;女性雑誌の女学生、女性教育者の写真;多分野に進出する女性たちの写真)
- 第3章 明治の新聞と「新しい女」たち(ワイドショーの主役、芸者;新聞写真のなかの女学生;「新しい女」への注目—多様な世界で活躍する女性たち)
- 第4章 写真が変えた日本の結婚(「見合い写真」の登場—地縁を越えた近代的結婚;写真見合いへの批判;キリスト教式結婚の意味—“恋愛結婚の先駆者たち;一夫一婦制の提唱と新聞記事の結婚写真;セレブ写真と「花嫁花聟の家庭」;結婚写真における和装の意味—日本的「女徳」の表現;洋装の“美人”写真;赤十字と婦人団体に見る“セレブ夫人”の社会事業;「内助の功」の賛美)
- 終章 明治メディアが問いかける“美人”像—色あせぬ挑戦
「BOOKデータベース」 より