永続敗戦論 : 戦後日本の核心

書誌事項

永続敗戦論 : 戦後日本の核心

白井聡著

(atプラス叢書, 04)

太田出版, 2013.3

タイトル読み

エイゾク ハイセンロン : センゴ ニホン ノ カクシン

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注記

『atプラス』13号 (2012.8) に掲載された論文「永続敗戦論 : 「戦後」をどう終わらせるのか」をもとに書き下ろしたもの

内容説明・目次

内容説明

「永続敗戦」それは戦後日本のレジームの核心的本質であり、「敗戦の否認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによって「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米国に対しては盲従を続ける。敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続く—それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構造は明らかな破綻に瀕している。1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある。「侮辱のなかに生きる」ことを拒絶せよ。

目次

  • 第1章 「戦後」の終わり(「私らは侮辱のなかに生きている」—ポスト三・一一の経験;「戦後」の終わり;永続敗戦)
  • 第2章 「戦後の終わり」を告げるもの—対外関係の諸問題(領土問題の本質;北朝鮮問題に見る永続敗戦)
  • 第3章 戦後の「国体」としての永続敗戦(アメリカの影;何が勝利してきたのか)

「BOOKデータベース」 より

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