言論抑圧 : 矢内原事件の構図
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言論抑圧 : 矢内原事件の構図
(中公新書, 2284)
中央公論新社, 2014.9
- タイトル読み
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ゲンロン ヨクアツ : ヤナイハラ ジケン ノ コウズ
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注記
主要参考文献: p225-231
矢内原事件関連年表: p232-238
内容説明・目次
内容説明
一九三七年、東京帝国大学教授の矢内原忠雄は、論文「国家の理想」が引き金となり、職を辞した。日中戦争勃発直後に起きたこの矢内原事件は、言論や思想が弾圧された時代の一コマとして名高い。本書は、出版界の状況や大学の内部抗争、政治の圧力といった複雑な構図をマイクロヒストリーの手法で読み解き、その実態を剔り出す。そこからは愛国心や学問の自由など、現代に通じる思想的な課題が浮かび上がる。
目次
- 序章 矢内原事件とマイクロヒストリー
- 第1章 言論人としての矢内原忠雄
- 第2章 出版界と言論抑圧
- 第3章 東京帝国大学経済学部をめぐる抗争
- 第4章 辞職の日
- 第5章 事件の波紋
- 終章 矢内原事件に見る思想的諸問題
「BOOKデータベース」 より