贖罪のヨーロッパ : 中世修道院の祈りと書物

書誌事項

贖罪のヨーロッパ : 中世修道院の祈りと書物

佐藤彰一著

(中公新書, 2409)

中央公論新社, 2016.11

タイトル読み

ショクザイ ノ ヨーロッパ : チュウセイ シュウドウイン ノ イノリ ト ショモツ

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注記

参考文献: p262-269

内容説明・目次

内容説明

中世初期、アイルランドの聖コルンバヌスによって、自らの心の内に罪を自覚し、意識的にえぐり出す思想が誕生する。この「贖罪」思想は社会に大きな影響を与え、修道院の生活を厳しく規定していく。その絶え間ない祈りと労働からは、華麗な写本も生み出された。本書は、ベネディクト戒律からカロリング・ルネサンスを経てシトー派の誕生に至るまで、修道制、修道院と王侯貴族との関係、経済、芸術等から読み解く通史である。

目次

  • 第1章 ヨーロッパにおける修道制の崩芽
  • 第2章 ベネディクト戒律の普及
  • 第3章 フランク国家におけるアイルランド修道制の展開
  • 第4章 欲望の克服から魂の贖罪へ
  • 第5章 修道院の経済活動
  • 第6章 筆写による古典作品の保存と写本制作
  • 第7章 学知の研鑽と陶冶
  • 第8章 カロリング朝修道院改革の限界とディアスポラ
  • 第9章 新たな霊性の探究と修道院の革新

「BOOKデータベース」 より

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