ミルクと日本人 : 近代社会の「元気の源」
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書誌事項
ミルクと日本人 : 近代社会の「元気の源」
(中公新書, 2438)
中央公論新社, 2017.6
- タイトル別名
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ミルクと日本人 : 近代社会の元気の源
- タイトル読み
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ミルク ト ニホンジン : キンダイ シャカイ ノ 「ゲンキ ノ ミナモト」
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注記
文献: p262-271
内容説明・目次
内容説明
「こんな強烈な匂いと味なのに、お茶に入れて飲むなんて!」牛乳を飲む英国人を見た日本人の言葉である。だが明治二年、築地で牛乳が売り出され、日本人はその味に慣れていった。芥川龍之介の実家も牧場を経営し、渋沢栄一はそこから牛乳を取っていた。大正期には牛乳を加工したキャラメルが大流行した。関東大震災で緊急配布が行われ、敗戦後に児童の栄養を案ずる人々により学校給食への導入が進む。飲み物が語る近代史。
目次
- 序章 ミルクが届く朝
- 第1章 近代牧牛の揺籃期
- 第2章 渋沢栄一の牧場ビジネス
- 第3章 お相撲さんとミルク—栄養と衛生
- 第4章 ミルクのある暮らし
- 第5章 キャラメルの時代—食品加工業の進展
- 第6章 関東大震災と牛乳配給
- 第7章 学校とミルク—昭和期の脱脂粉乳
- 終章 ミルク供給の経済モデルと福祉モデル—経営問題と栄養問題
「BOOKデータベース」 より