倭の五王 : 王位継承と五世紀の東アジア

書誌事項

倭の五王 : 王位継承と五世紀の東アジア

河内春人著

(中公新書, 2470)

中央公論新社, 2018.1

タイトル別名

倭の五王 : 王位継承と五世紀の東アジア

タイトル読み

ワ ノ ゴオウ : オウイ ケイショウ ト ゴセイキ ノ ヒガシアジア

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注記

系図: 巻頭p[xiii]-[xiv]

原文史料: p233-238

参考文献: p239-242

倭の五王関連年表: p244-246

内容説明・目次

内容説明

倭の五王とは、中国史書『宋書』倭国伝に記された讃・珍・済・興・武を言う。邪馬台国による交信が途絶えてから150年を経て、5世紀に中国へ使者を派遣した王たちである。当時、朝鮮半島では高句麗・百済・新羅が争い、倭もその渦中にあった。本書は、中国への“接近”の意図や状況、倭国内の不安定な王権や文化レベル、『古事記』『日本書紀』における天皇との関係などを中国史書から解読。5世紀の倭や東アジアの実態を描く。

目次

  • 序章 四世紀後半の東アジア—倭国「空白」の時代
  • 第1章 讃の使節派遣—一五〇年ぶりの対中外交
  • 第2章 珍から済へ、そして興へ—派遣の意図と王の権力
  • 第3章 倭王武の目指したもの—激動の東アジアのなかで
  • 第4章 倭の五王とは誰か—比定の歴史と記・紀の呪縛
  • 終章 「倭の五王」時代の終焉—世襲王権の確立へ

「BOOKデータベース」 より

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