ミヤザキワールド : 宮崎駿の闇と光
著者
書誌事項
ミヤザキワールド : 宮崎駿の闇と光
早川書房, 2019.11
- タイトル別名
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Miyazakiworld : a life in art
- タイトル読み
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ミヤザキ ワールド : ミヤザキ ハヤオ ノ ヤミ ト ヒカリ
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注記
タイトルは奥付より
原著 (Yale University Press, c2018) の翻訳
参考文献: p411-418
内容説明・目次
内容説明
世界を魅了しつづける巨匠の秘密とは?中・韓・ロシア・アラビア語版も刊行される決定版「宮崎駿論」。30世紀の有毒の森、神々が疲れを癒す湯屋、赤毛のさかなの女の子、ふわふわの森の精—これらに共通する要素とは?“アニメ・クイーン”の異名をとる米タフツ大学教授が、アニメーション作家・宮崎駿(1941‐)が手がけた『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)から『風立ちぬ』(2013)まで11の長編映画と、漫画版『風の谷のナウシカ』(1982〜94)を徹底解剖。その人生と芸術との知られざる関わりを解き明かす。映像作品はもとより、膨大な日本語・欧文文献を8年がかりで渉猟、宮崎監督本人とスタジオジブリ関係者への直接インタビュー、大学で教える宮崎駿ゼミでの知見も踏まえ、「闇と光」がせめぎ合う「ミヤザキワールド」の魅力に迫る。日本版オリジナルの序文を収録。
目次
- ミヤザキワールドを探して
- 壊れた世界
- アニメ作家のつくり方
- 絵を動かす歓び
- 上昇と下降 『ルパン三世カリオストロの城』
- 『風の谷のナウシカ』と「女性原理」
- 大空の孤児たち 『天空の城ラピュタ』
- 魔法の森の傘『となりのトトロ』に見る国と個人のトラウマ克服への道
- 魔女と都市 『魔女の宅急便』における時間、空間、ジェンダー
- カサブランカに舞い降りる『紅の豚』
- 他者の顔 『もののけ姫』の横断される境界
- 『千と千尋の神隠し』の私的な世界の終わり
- 城と呪いと共同体 『ハウルの動く城』
- 不思議で貴い宝 『崖の上のポニョ』の無垢な者たちが招く世界の終わり
- 「恐ろしい風」 『風立ちぬ』
- 結び
「BOOKデータベース」 より