超越と普遍に向けて
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書誌事項
超越と普遍に向けて
(ちくま新書, 1462 . 世界哲学史 / 伊藤邦武,
筑摩書房, 2020.3
- タイトル読み
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チョウエツ ト フヘン ニ ムケテ
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注記
さらに詳しく知るための参考文献: 各章末
年表: 巻末pviii-xix
内容説明・目次
内容説明
七世紀から一二世紀まで、ヨーロッパでいう中世の前半は地中海の古典・古代文化がヨーロッパ各地に広がり、イスラームが成立して急速な広がりを見せた。中国やインドでも高度な形而上学が発展し、日本でも空海のような宇宙規模の形而上学が構想された。民族の大移動が始まり、諸帝国が成立すると文化が特定の地域に閉じこもらず、広がりを見せていった。こうした時代の諸伝統における多様な哲学を、「超越」と「普遍」をテーマとして設定し、相互の関連を重視しつつ論じる。
目次
- 第1章 普遍と超越への知
- 第2章 東方神学の系譜
- 第3章 教父哲学と修道院
- 第4章 存在の問題と中世論理学
- 第5章 自由学芸と文法学
- 第6章 イスラームにおける正統と異端
- 第7章 ギリシア哲学の伝統と継承
- 第8章 仏教・道教・儒教
- 第9章 インドの形而上学
- 第10章 日本密教の世界観
「BOOKデータベース」 より