啓蒙と人間感情論
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啓蒙と人間感情論
(ちくま新書, 1465 . 世界哲学史 / 伊藤邦武 [ほか] 責任編集||セカイ テツガクシ ; 6 ; 近代1)
筑摩書房, 2020.6
- タイトル読み
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ケイモウ ト ニンゲン カンジョウロン
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注記
中位タイトルその他の責任編集: 山内志朗, 中島隆博, 納富信留
さらに詳しく知るための参考文献: 各章末
年表: pvi-xix
内容説明・目次
内容説明
西洋における啓蒙主義は、基本的に科学的合理性への信頼を下敷きにしていたものの、同時に、理性に対する過度の信頼によって生じる人間性の軽視を問題視していた。啓蒙の光と影、理性と感情の問題を明らかにしつつ、「光」としての啓蒙運動が、人間性の復活という目標をもっていたこと、そしてそれがアメリカ、さらに東洋へと伝わって感情論を軸にした人間論に強い共鳴現象を起こしたことを、主に一八世紀を舞台とする東西の思想の具体例とその交流の歴史から浮き彫りにする。
目次
- 第1章 啓蒙の光と影
- 第2章 道徳感情論
- 第3章 社会契約というロジック
- 第4章 啓蒙から革命へ
- 第5章 啓蒙と宗教
- 第6章 植民地独立思想
- 第7章 批判哲学の企て
- 第8章 イスラームの啓蒙思想
- 第9章 中国における感情の哲学
- 第10章 江戸時代の「情」の思想
「BOOKデータベース」 より