コロナ後の教育へ : オックスフォードからの提唱

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コロナ後の教育へ : オックスフォードからの提唱

苅谷剛彦著

(中公新書ラクレ, 708)

中央公論新社, 2020.12

タイトル読み

コロナゴ ノ キョウイク エ : オックスフォード カラ ノ テイショウ

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注記

参考文献: p250-253

収録内容

  • はじめに : 教育改革神話を解体する
  • 教育を論じる思考の習性
  • 「変化の激しい、不透明な時代」という前提を問い直す
  • 文部官僚による「法を道具にした統治」
  • 大学教育は「抽象的改革論」に抵抗できるか
  • 2019年入試大混乱を生んだ「教育改革神話」を駁す
  • 和製グローバル化の悲哀
  • 文系研究の日本的特徴
  • 海外の日本研究の推移が問いかけるもの
  • 人類の危機に人文学は貢献できるか
  • 教育論議クロニクル : 2016~20年
  • コロナ渦中の教育論

内容説明・目次

内容説明

教育改革を前提から問い直してきた論客が、コロナ後の教育像を緊急提言。オックスフォード大学で十年余り教鞭を執った今だからこそ、伝えられること—そもそも2020年度は新指導要領、GIGAスクール構想、新大学共通テストなど一大転機だった。そこにコロナ禍が直撃し、オンライン化が加速。だが、文科省や経産省の構想は、格差や「知」の面から諸問題をはらむという。以前にも増して地に足を着けた論議が必要な時代に向けた、処方箋を示す。

目次

  • 第1部 日本型教育改革の習性(教育を論じる思考の習性;「変化の激しい、不透明な時代」という前提を問い直す;文部官僚による「法を道具にした統治」;大学教育は「抽象的改革論」に抵抗できるか)
  • 第2部 入試改革、グローバル化…大学大混乱を超えて(2019年入試大混乱を生んだ「教育改革神話」を駁す;和製グローバル化の悲哀)
  • 第3部 人文科学の可能性(文系研究の日本的特徴;海外の日本研究の推移が問いかけるもの;人類の危機に人文学は貢献できるか)
  • 第4部 教育論議クロニクル—2016〜20年(グローバル人材と大学;英語ができない日本人;グローバル・メリトクラシー;日本語の壁と大学ランキング;「口先だけの英語使い」はいらない;同学年一斉スタートのリスク;「英語を話せる日本人」が増えたとしても;欲張りすぎる教育改革ふたたび;新大学入試で浮上した「採点問題」;入試改革の闇は「見えないコスト」;ビッグデータ不在の教育行政)
  • コロナ渦中の教育論

「BOOKデータベース」 より

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