日本回帰と文化人 : 昭和戦前期の理想と悲劇
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書誌事項
日本回帰と文化人 : 昭和戦前期の理想と悲劇
(筑摩選書, 0210)
筑摩書房, 2021.4
- タイトル読み
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ニホン カイキ ト ブンカジン : ショウワ センゼンキ ノ リソウ ト ヒゲキ
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注記
主要参考文献: p308-312
内容説明・目次
内容説明
西洋文化を旺盛に摂取しつつ繁栄を遂げてきた近代日本は、昭和期に入ると急速に「日本回帰」へと旋回する。そのうねりのなかで文学者や思想家たちもまた、ときにそうした運動の主導者となっていった。和辻による日本古典美の称揚、保田らの「日本浪曼派」、北原白秋や斎藤茂吉の戦争詩歌、そして三木の東亜協同体論や京都学派の「世界史の哲学」—。戦後タブー視されがちであったこれらの作品を、当時の時代状況や彼らの内的論理に注目しつつ読み解き、「日本的なもの」の核心に迫る意欲作。
目次
- 第1章 西洋憧憬と日本への思慕
- 第2章 文学者たちの「日本回帰」
- 第3章 戦意高揚する詩人たち
- 第4章 日本文化観の模索
- 第5章 日本精神と変質する科学主義
- 第6章 大東亜戦争は王道楽土の夢を見るか
- 終章 それぞれの戦後
「BOOKデータベース」 より