社会理論と社会構造
著者
書誌事項
社会理論と社会構造
みすず書房, 1961.9
- タイトル別名
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Social theory and social structure : toward the codification of theory and research
- タイトル読み
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シャカイ リロン ト シャカイ コウゾウ
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注記
その他の訳者: 森好夫, 金沢実, 中島竜太郎
原著改訂増補版(1957)の翻訳
人名索引: 巻末p[1]-9
事項索引: 巻末p[10]-18
著作目録: 巻末p[19]-23
内容説明・目次
内容説明
T.パースンズとならんでアメリカ社会学理論の最高峰に立つ著者の主著である。第一部の「社会理論」では、従来社会学界で見られた“無計画な経験主義”的傾向をもつ社会調査と、他方における壮大な、しかし検証不能な抽象的一般理論を批判しながら、“中範囲Middle rangeの理論”の必要を提示して、社会理論と社会調査の綜合を構想する。しかも著者は、その分析の範例を提示しているのである。またここでは併せて、社会学・社会人類学・社会心理学の関係も明示され、研究者に有益な示唆を与えよう。第二部では現代社会の典型事例である、アノミー・官僚機構・準拠集団・パーソナル・インフルエンスなどの分析を試み、デュルケム、ウェーバーらの遺産を継承しつつ“知識における累積”のみごとな実例を示す。第三部「知識社会学とマスコミュニケーション」第四部「科学の社会学」はともに社会とイデオロギーの関係を扱い、“思想の経験的分析”の道を拓いた。豊かな知識、構想の巧みさ、鋭い観察—本書は読者の思考にimaginationとcreationの刺戟を与えずにはいないだろう。
目次
- 第1部 社会学理論(顕在的機能と潜在的機能—社会学における機能分析の系統的整理のために;社会学理論の経験的調査に対する意義 ほか)
- 第2部 社会的文化的構造の諸研究(社会構造とアノミー;ビューロクラシーの構造とパースナリティ ほか)
- 第3部 知識社会学とマス・コミュニケーション(知識社会学;カール・マンハイムと知識社会学 ほか)
- 第4部 科学の社会学(科学と社会秩序;科学と民主的社会構造 ほか)
「BOOKデータベース」 より