比較科学史の地平
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書誌事項
比較科学史の地平
(講座科学史 / 伊東俊太郎, 村上陽一郎共編, 3)
培風館, 1989.10
- タイトル読み
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ヒカク カガクシ ノ チヘイ
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注記
参考文献あり
収録内容
- 総説 / 伊東俊太郎 [執筆]
- 呪術・神話・科学 : フレーザー、マリノウスキーからレヴィ=ストロースへ / 吉田敦彦 [執筆]
- アフリカの伝統的思考と西欧科学 / ロビン・ホートン [執筆]
- ヘレニズム科学のインド化 / 矢野道雄 [執筆]
- 科学史の中のインド : アラビア数学との比較を中心として / 楠葉隆徳 [執筆]
- 極微的時間・空間論史をめぐる西欧とイスラーム / 佐々木英一 [執筆]
- 中世アラビア・ラテン世界の商業算術 : 14‐16世紀イタリアの算法学派の成立 / 三浦伸夫 [執筆]
- 比較科学史からみた中国の天文暦学 / 橋本敬造 [執筆]
- 『本草綱目』と江戸初期本草史 / 八耳俊文 [執筆]
- 東アジアの地転説と宇宙無限論 / 小川晴久 [執筆]
- 韓国伝統科学と汎パラダイム : 日・韓の伝統科学の比較を中心として / 金容雲 [執筆]
- 科学理論受容の比較文化的問題 : 相対性理論と「同型現象」 / 金子務 [執筆]
- 座談会 / 伊東俊太郎, 村上陽一郎, 坂本賢三 [述]
内容説明・目次
内容説明
本講座は、今日の日本における科学史研究の全体像を見通しよく示し、広く科学史研究への社会からの期待と批判にこたえるとともに、今後の研究の方向をも探ろうとの目的をもって編集されている。本巻は、科学史における西欧中心主義を見直し、他の文明圏の科学的伝統を固有の文化的・社会的条件との連関においてとらえ、その特性を比較しようとする「比較科学史」の立場でまとめられている。すなわち、従来の西欧的科学史では扱われなかった、呪術や神話、アフリカの思考様式、インド、アラビア、中国、韓国、日本の科学を、比較的視野の下にとり扱い、新しい科学史研究の方向を提示するものである。
目次
- 1章 魔術・神話・科学(呪術・神話・科学—フレーザー、マリノウスキーからレヴィ・ストロースへ;アフリカの伝統的思考と西欧科学)
- 2章 インド科学とギリシア・アラビア(ヘレニズム科学のインド化;科学史の中のインド—アラビア数学との比較を中心として)
- 3章 アラビア科学と西欧(極微的時間・空間論史をめぐる西欧とイスラーム;中世アラビア・ラテン世界の商業算術—14‐16世紀イタリアの算法学派の成立)
- 4章 中国科学と西欧・日本(比較科学史からみた中国の天文暦学;『本草綱目』と江戸初期本草史)
- 5章 韓国科学と東アジア(東アジアの地転説と宇宙無限論;韓国伝統科学と汎パラダイム—日・韓の伝統科学の比較を中心として)
- 6章 文化と社会の中の科学(科学理論受容の比較文化的問題—相対性理論と「同型現象」)
「BOOKデータベース」 より