「勉強」時代の幕あけ : 子どもと教師の近世史

書誌事項

「勉強」時代の幕あけ : 子どもと教師の近世史

江森一郎著

(平凡社選書, 131)

平凡社, 1990.1

タイトル別名

勉強時代の幕あけ : 子どもと教師の近世史

タイトル読み

ベンキョウ ジダイ ノ マクアケ : コドモ ト キョウシ ノ キンセイシ

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注記

金沢藩(文)学校史関連略年表:p278-279

内容説明・目次

内容説明

さまざまな困難を抱える現代の教育。次々と生起する教育問題の根源を解く鍵は、〈近世〉にある。子どもの個性を尊重した寺子屋の机の並べ方、女訓書にみる女性の読み書き能力の高さ、日本中を呪縛する〈勉強〉の起源……。本書は、近世の教育状況のこうした実態と特徴を明らかにしつつ、さらに、貝原益軒の教育観の考察から江戸期の教育思想を捉え直し、藩校教師の置かれた立場から現代の〈教師〉の位置をも、逆に浮き彫りにする構成となっている。

目次

  • 寺子屋では机をどう並べたか
  • 近世の女子手習図を読む
  • 「勉強」と賞罰論の時代
  • 新儒学の日本的受容の教育史的展開—熊沢蕃山・貝原益軒の場合
  • 貝原益軒の通俗書・教訓書出版活動と天道思想
  • 貝原益軒の教育観—学習法的教育観
  • 藩校教師の葛藤—19世紀前半の加賀藩明倫堂を主対象として

「BOOKデータベース」 より

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