日本語に探る古代信仰 : フェティシズムから神道まで
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日本語に探る古代信仰 : フェティシズムから神道まで
(中公新書, 969)
中央公論社, 1990.4
- タイトル読み
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ニホンゴ ニ サグル コダイ シンコウ : フェティシズム カラ シントウ マデ
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内容説明・目次
内容説明
日本の古代信仰のもっとも中心的な課題は、霊魂(タマ)の観念であり、それも遊離魂よりはむしろ呪物崇拝に見られる霊力呪力(マナ)の観念である。呪力の信仰は言葉にも認められ、言霊信仰では、めでたい言葉はめでたい結果を、不吉な言葉は不吉な結果をもたらすとする。本書は、各種の儀礼、神話、歌を資料としながら、霊魂や呪物・呪術に関する言葉を、また神名の核となっている言葉を析出し、日本の古代信仰の実相を明らかにする。
目次
- 1 呪術・宗教と霊魂観念—日本語は語る(原始宗教に関する諸問題;霊魂と生命;神聖とは何か—「イ」「ユ」をめぐって)
- 2 呪物崇拝と呪力信仰(自然と人間;花見・山見の呪術的意義;白鳥・鷺・白馬の呪力信仰;邪眼と慈眼;呪物崇拝と呪的・宗教的儀礼;三種の神宝)
- 3 日本の神と霊力(カミとモノ・オニ;神社の祭神と司祭者;神名の核をなす霊力;神名の核にならない霊力—カ、ケ、カゲという語)
- 4 コトバの呪術と宗教(呪詞とその起源;言語呪術としてのウケヒ;祝詞—神にイノル言葉)
「BOOKデータベース」 より