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教育 : 御真影と教育勅語

佐藤秀夫編

(続・現代史資料, 8-10)

みすず書房, 1994.12-1996.10

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タイトル読み

キョウイク : ゴシンエイ ト キョウイク チョクゴ

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注記

図版: 1巻頭 [4] p

収録資料一覧: 3(p435-478)

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784622026587

内容説明

本巻は「御真影」の下賜が開始された森有礼文政期より始めて、教育勅語の制定、謄本下付の状況、それらが学校運営に与えたさまざまな影響を示す公文書資料を網羅する。このほか、内村鑑三、久米邦武、井上哲次郎らの不敬事件、国定教科書と南北朝正閏問題、学校火災に際しての「奉護」殉職といった側面、さらに日清戦争後の社会変動に伴って現れてきた教育勅語の内容に対する不満足の声と、戊申詔書をはじめとする補完の詔勅の公布、天皇歴代表の修正、などの資料を収録。一貫して磐石であったと考えられがちなシステムの実態を、改めて浮かび上がらせる。教育史研究の新展開のための画期的道標。

目次

  • 1 儀式・御真影・徳育方針—その前史
  • 2 教育に関する勅語の発布
  • 3 「奉体」の形成
  • 4 軋轢と悲劇
  • 5 動揺と補強
巻冊次

3 ISBN 9784622026600

内容説明

台湾領有以来、のちの「大東亜共栄圏」に至る帝国拡大の道筋で実行された皇民化政策。その一環として、アジア・大平洋の各地においても教育勅語の浸透が図られた。本書では朝鮮・台湾・関東州・南洋群島に対する施策を法規類を通して検証する。敗戦と連合国軍による占領により、従来の天皇制教育は見直しを迫られる。しかし日本側の対応は消極的なものにとどまった。奉体システムの名残が、今日なお曖昧なかたちで教育に影を落とすのはなぜか。「御真影」「教育勅語」の処遇をめぐる経緯を、未公刊のGHQ文書を含む資料であとづける。『教育』全三巻の収録資料一覧を巻末に掲載。

目次

  • 7 八紘一宇への途
  • 8 未完の終焉

「BOOKデータベース」 より

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