皇帝の新しい心 : コンピュータ・心・物理法則
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書誌事項
皇帝の新しい心 : コンピュータ・心・物理法則
みすず書房, 1994.12
- タイトル別名
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The emperor's new mind : concerning computers, minds, and the laws of physics
- タイトル読み
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コウテイ ノ アタラシイ ココロ : コンピュータ ココロ ブツリ ホウソク
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注記
参考文献: p511-522
索引: 巻末
原著: Oxford : Oxford University Press, 1989
翻訳底本: Vintage, 1990 (ペーパーバック版)
底本のペーパーバック版は改訂版とは断りがないが多少加筆がなされており、わずかだがハードカバー版に対する批評に答える形をとっている箇所あり
内容説明・目次
内容説明
コンピュータ科学の研究に携わる多くの数学者たちは、人工知能(AI)を備えたコンピュータ—人間の心における思考プロセスと同等の、あるいはそれを凌駕する能力をもつ機械—が可能となる日は近いと考えている。オクスフォード大学の数学教授であるロジャー・ペンローズの見解は異なっている。彼によれば、人間の心の働きは—そして、猿やイルカの心でさえ—、すでに存在するいかなるコンピュータともまったく異なっている。知的な読者のために書かれた、このすばらしく面白い—ときに、きわめて論争的な—大作『皇帝の新しい心』で、著者ペンローズは、現在の物理学にはきわめて重要な基本的洞察—量子重力論—が欠けており、それが得られない限りは、心を理解することは決してできない、と主張する。しかも著者によれば、この基本的洞察こそは、物理学の究極的な統一理論をもたらすためにも必要とされるものなのだ。
目次
- 1 コンピュータは心をもちうるか?
- 2 アルゴリズムとテューリング機械
- 3 数学と実在
- 4 真理、証明と洞察
- 5 古典的世界
- 6 量子マジックと量子ミステリー
- 7 宇宙論と時間の矢
- 8 量子重力を求めて
- 9 実際の脳とモデル脳
- 10 心の物理学はどこにあるのか?
「BOOKデータベース」 より