オッペンハイマー : 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか

書誌事項

オッペンハイマー : 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか

中沢志保著

(中公新書, 1256)

中央公論社, 1995.8

タイトル読み

オッペンハイマー : ゲンバク ノ チチ ワ ナゼ スイバク カイハツ ニ ハンタイシタカ

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内容説明・目次

内容説明

原爆の出現は歴史を核以前・核以後に二分する出来事であったが、この二つの時代の間で運命を引き裂かれたオッペンハイマーは、現代の科学者の象徴といえる。原爆の完成によってヒーローとなり同僚の拍手に両手を挙げて応じた男が、数ヵ月後には「私の手は血で汚れている」と震えた。科学者が抱くこの最大級の矛盾を核の国際管理を構想することで解決しようと試みた彼は、水爆開発に反対し、赤狩りの渦中で公職から追放された。

目次

  • 序章 「危険」と「希望」
  • 第1章 オッペンハイマーはスパイだった?
  • 第2章 理論物理学者「オッピー」の誕生
  • 第3章 マンハッタン計画への参加
  • 第4章 原爆の完成と対日投下
  • 第5章 原子力の開発と管理
  • 第6章 水爆開発をめぐる対立
  • 第7章 オッペンハイマー事件
  • 終章 科学と政治の接点を生きた科学者

「BOOKデータベース」 より

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