奥野政元著
翰林書房 2022.7
残余と永遠 受難とは何か 「そのままよ月もたのまじ伊吹山」〈芭蕉〉をめぐって 浦上四番崩れの意味と表現 幸田露伴「運命」への道 幸田露伴「運命」論 夏目漱石 漱石の力 「こころ」と「羅生門」 芥川龍之介と文明批評 芥川から堀辰雄へ 「富士には月見草がよく似合う」をめぐって 「思ひ出」から「津軽」へ 「富嶽百景」論 太宰治と聖書一九四八年 「誰」と塚本虎二『聖書知識』 超越と土着 山本周五郎とキリスト教 「五辨の椿」論 「さぶ」/「新潮記」「ちくしょう谷」/「ながい坂」解説 「沈黙」論 長崎と遠藤周作とキリスト教 遠藤周作の出発と中世への回帰 「女の一生 一部・キクの場合」について 三浦綾子 ...
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高橋敏夫監修 ; 田村景子監修
エクスナレッジ 2022.8
: 新装版
... 島崎藤村 親友の死に直面し漂泊の旅に出る;田山花袋 下級士族の家庭から自己と社会を凝視;石川啄木 「家」と「友」の間に生まれた歌;北原白秋 文学に溺れた長男坊恋多き享楽の日々;中里介山 権威・権力から遠く心の矜持を創作へ;宮沢賢治 法華経への傾倒妹を喪った悲しみ;谷崎潤一郎 厚顔と含羞の芸術家;芥川龍之介 孤独地獄に苦しむ若き芸術至上主義者;志賀直哉 情の深さ故に衝突人間臭い「小説の神様」;有島武郎 自由と愛を問い続け激情のなかに没す;小林多喜二 家族の期待を背負い苦難に耐えた青年時代;萩原朔太郎 永遠の漂泊者の永遠なるプラトニックラブ;堀辰雄 風立ちぬ、いざ生きめやも;種田山頭火 片雲の風に誘 ...
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李琴峰著
光文社 2022.7 光文社文庫, り6-1
小学生の頃、想いを寄せていた同級生が亡くなった。迎梅は死への思いに囚われながら、レズビアンである疎外感に苛まれて生きていた。高校時代の淡い恋、そして癒えない傷。日本に渡り、名を変え、異なる言語を使う彼女を苦しめ続けるものとは何なのか—。第60回群像新人文学賞優秀作にて、芥川龍之介賞受賞作家・李琴峰のデビュー作。
しきみ著
立東舎 , リットーミュージック(発売) 2022.6 乙女の本棚
小説とイラストの出会いを祝福する、魅惑の1冊。人気シリーズ「乙女の本棚」から、イラストレーター・しきみの自選作品集が登場! 萩原朔太郎『猫町』;江戸川乱歩『押絵と旅する男』;夏目漱石『夢十夜』;坂口安吾『桜の森の満開の下』;谷崎潤一郎『魔術師』;芥川龍之介『悪魔』
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藤澤清造 [著] ; 西村賢太編
講談社 2022.6 講談社文芸文庫, [ふN2]
... 周太郎君へ;火と風とに捧ぐ;築地小劇場のこと;猿之助を憫れむ;画龍点睛を欠く;是何んの故ぞ;近代劇と金;犬の遠吠え;文明的復讐;喧嘩の前触;外は是〓の声);4(斎藤緑雨の一面;雑記帳抜萃;渠に云いたいこと;苦吟力行の人;いまの創作家のこと;神経質過ぎる者は誰ぞや;小蟹の愚痴;「元日や」の原句—芥川龍之介の三周忌に;フロックコートと龍之介;昼寝から覚めて;作家の態度;友に贈る;冷笑の前へ;「一夜」について;「恥」と「〓」;〓のつきッぱなし);5(屠蘇危言)
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「林京子と上海」研究会, 中国表象研究会編
明治学院大学教養教育センター付属研究所 2022.2
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中川越著
新潮社 2022.5 新潮文庫, 11593, な-71-2
言い訳—窮地を脱するための説明で、自分をよく見せようとする心理が働くので、大方軽蔑の対象になる。しかし文豪たちにかかれば浅ましい言い訳も味わい深いものとなる。二股疑惑をかけられ必死に否定した芥川龍之介。手紙の失礼を体調のせいにしてお茶を濁した太宰治。納税額を誤魔化そうとした夏目漱石。浮気をなかった事にする林芙美子等、苦しく図々しい、その言い訳の奥義を学ぶ。 第1章 男と女の恋の言い訳;第2章 お金にまつわる苦しい言い訳;第3章 手紙の無作法を詫びる言い訳;第4章 依頼を断るときの上手い言い訳;第5章 やらかした失礼・失態を乗り切る言い訳;第6章 「文豪あるある」の言い訳 ...
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馬瑞芳著 ; 岡田陽一訳
科学出版社東京 2022.4
不朽の名作『聊斎志異』を生んだ蒲松齢の生涯を語る迫真の伝記!芥川龍之介、太宰治などが魅了された怪異短篇小説集『聊斎志異』。なぜ「孤憤の書」と呼ばれるのか。万年書生聊斎蒲松齢とは、どんな人物だったのか。蒲松齢研究の第一人者・馬瑞芳氏が豊富な図とともに丁寧に解説。 不朽の名作を残した;般陽の旧家;少年、志を得る;苦学と教師生活;宝応県の高官顧問となる;官界を自ら経験する;壮志を抱いて俗世に交わる;科挙の試験場に敗れる;赤貧洗うがごとし;売文と家庭教師の日々;逆境にいるほど優れた作品ができる;綽然堂の塾で教える;平民生活;挙人コンプレックス;孫と顧青霞;朋友の間;生涯を費やした一書 ...
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北杜夫著
中央公論新社 2022.4 新版 中公文庫, [き-6-20]
川端康成、三島由紀夫ら若き日に仰ぎ見た先輩や、吉行淳之介、辻邦夫、遠藤周作ら親しい作家たちとのエピソード。思春期に読みふけった芥川龍之介、トーマス・マンの思い出。そして偉大な父・斎藤茂吉の横顔。北文学の原点となる作家や人物との交流をユーモラスに綴る。 表面的な思い出など—三島由紀夫氏;同人誌時代の追憶—保高徳蔵氏;甲斐ない推察—川端康成氏;鬼座長について—遠藤周作氏;車—遠藤周作氏;狐狸庵先生にはかなわぬこと—遠藤周作氏;神さまの舌—遠藤周作氏;夢のようなへんな話—獅子文六氏;非地球的人間—埴谷雄高氏;ヨガ式・阪神を優勝させる法;麻布中学のことなど—吉行淳之介氏 ...
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千葉俊二著
岩波書店 2022.4 岩波ジュニア新書, 951
17歳のころ、太宰治も、宮沢賢治も、芥川龍之介も、谷崎潤一郎も、樋口一葉も、夏目漱石も、まだ「文豪」じゃなかった。将来の夢、はじめての恋、進路の悩み、親との関係、家の経済事情…10代の彼らが向き合った人生の決断を、当時の日記や創作の言葉とともに紹介します。明治・大正時代の学校制度がわかるコラムつき。 第1章 太宰治—「作家になろう、と私はひそかに願望した」;第2章 宮沢賢治—「おれの恋は、いまあの百合の花なのだ」;第3章 芥川龍之介—「己と一緒に大きな世界へ来るがいい」;第4章 谷崎潤一郎—「諸君は何のために学問を修めますか」;第5章 樋口一葉—「誠にわれは女成けるものを」 ...
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伊藤昌輝訳
大盛堂書房 2022.4
蜘蛛の糸(芥川龍之介);よだかの星(宮沢賢治);梁塵秘抄;印度の古話(幸田露伴);閑吟集;城の崎にて(志賀直哉);閉関の説(松尾芭蕉);蓮の露(良寛・貞心尼 唱和歌)
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イェイツ著 ; 芥川龍之介訳 ; ホノジロトヲジ絵
立東舎 , リットーミュージック (発売) 2022.4 乙女の本棚
少年は薔薇と百合とを両腕に抱えきれぬほど集めた。アイルランドの湖のほとりで、老人と少年は今まさに秘密の儀式を執り行おうとしていた。若き日の芥川龍之介が翻訳したイェイツの『春の心臓』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは江戸川乱歩『人間椅子』、夢野久作『死後の恋』、『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第25弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。
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木村小夜著
和泉書院 2022.3 近代文学研究叢刊, 72
光源としての錯誤 : 夏目漱石『夢十夜』 船上と白洲 : 森鷗外「高瀬舟」 誤算の闇 : 菊池寛「藤十郎の恋」 芥川龍之介童話の因果 : 「蜘蛛の糸」から「魔術」へ 小川未明「赤い蠟燭と人魚」とその周辺 異形の兄姉・饒舌な弟妹 戦後短篇管見 三島由紀夫自選短編集『真夏の死』の諸相 森見登美彦『新釈走れメロス 他四篇』論 視点人物の錯誤や死角・物語が孕む矛盾・構成上の断絶・変則的な因果の構図や定型からの逸脱・反復の中の変化に着目、原拠や周辺の諸言説との比較検討を通し、漱石・〓外・芥川から三島などの戦後作家、さらに直近の現代作家の短篇に即して、その緻密な構築性を解明する ...
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前田浩史, 矢澤好幸編著
農山漁村文化協会 2022.3
第1章 東京酪農乳業史跡ガイド(4つの散策コース;明治維新〜ミルクの足跡探訪;古代につながる明治期〜ミルクの足跡探訪 ほか);第2章 東京23区酪農乳業史跡27めぐり(芥川龍之介生誕の地・耕牧舎東京本社跡地;東京酪農誕生の地;北辰社牧場跡地 ほか);第3章 東京酪農乳業の誕生小史(牧場の広がり 明治〜大正 東京都心部から郡部へ;東京に乳文化が誕生した背景;明治政府の畜産政策 ほか)
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西座理恵著
七月社 2022.2
... ける女性と生活 ほか);2 「肉附き面」モチーフの生成と変容(「肉附き面」モチーフの変容;白馬村の「七道の面」伝説 ほか);3 「酒呑童子」伝説の変容と「肉附き面」モチーフ(新潟の「酒呑童子」伝説;「酒呑童子」になる者—顔の変化から「肉附き面」へ ほか);4 近代の文芸に取り入れられた「面」(芥川龍之介「ひよつとこ」の「面」の解釈);「肉附き面」モチーフの周辺
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日本日中関係学会編
日本僑報社 (発売) 2022.3 若者が考える「日中の未来」, vol. 8
... 代における中国オンラインツアー産業の現状と展望 ソーシャルメディア時代における日中相互理解増進の試みについての考察 中国の躺平族の社会的分析 鄭伯奇青年はなぜ「国民文学」を唱えたのか 清末女子学生の日本留学体験 中国河北省普陽鉄鋼におけるアメーバ経営の導入の成功要因 21世紀以降の中国における芥川龍之介文学の翻訳出版 若者のSNS利用に関する実態調査 RCEP下の中日韓自由貿易地域建設の可能性を考える 日本の新聞における「一帯一路」報道 『下学邇言』における『神儒折衷』 日中比較による競技ダンス界の一考察 最優秀賞(ポストコロナ時代における中国オンラインツアー産業の現状 ...
久世光彦著
中央公論新社 2022.3 改版 中公文庫, [く-11-7]
大正時代末期。作家・児島蕭々の書斎には、九鬼、蒲池ら作家仲間や友人たちが集う。益体もない話で過ぎてゆく幸福な時間。しかし、この時間も九鬼に色濃く落ちる死の影も、誰にもとどめることができない…。芥川龍之介、小島政二郎、菊池寛をモデルに、去りゆく人と終わりゆく時代への愛惜を込めて綴る傑作長編。泉鏡花賞受賞作。
Available at 5 libraries
荒木浩著
NTT出版 2022.3 人文知の復興, 4
... * 第1章 本をツナグ/知をツナグ?—大英図書館のソファから;第2章 『平家物語』と『ハイドリオタフィア』—夏目漱石とベネディクト・アンダーソンを「ツナグ」もの;第3章 煙たい月は泣いているのか?—日本文化と擬人化の一面;第4章 視覚文化と古典文学—スパイラルなクロニクル;第5章 芥川龍之介と『今昔物語集』の風景;第6章 “妊娠小説”としての『源氏物語』とブッダ伝;第7章 夢と日本文化;付記 旅のフローチャート—描きかけの地球儀から
Available at 90 libraries
久世番子著
文藝春秋 2022.3 文春文庫, [く-42-1]
... す。『細雪』の下巻は下痢の下!?お食事処『老人と海』開店?文学を学びながら大爆笑の合本版。 フィーバー桜桃忌—太宰治;坊っちゃん炎上—夏目漱石;ぐるりとまわって中也の目—中原中也;名作文学ゲームで遊ぼう!小僧の神様の神様—志賀直哉;桃から生まれた?…的な、余りに…的な—芥川龍之介;裏切りの敦—中島敦;たけくらべboys’ side—樋口一葉;散歩の達人—梶井基次郎〔ほか〕
Available at 10 libraries
飛田良文編 ; 石井久美子 [ほか] 著
朝倉書店 2022.3 シリーズ「日本語の語彙」 / 飛田良文, 佐藤武義編集代表, 6 . 近代の語彙||キンダイ ノ ゴイ ; 2
... 『うたかたの記』『文づかひ』の外来語 夏目漱石の語彙 : 『心』上(先生と私)の漢語 芥川龍之介の語彙 山本有三の語彙 永井荷風の語彙 : 外来語を中心に 国定教科書「国語読本」の語彙 国定教科書「地理」の語彙 国定教科書「修身」の語彙 ラジオ放送の語彙 漫画『のらくろ』に使われている軍隊用語とその影響 第1部 江戸語の流れ(仮名垣魯文『西洋道中膝栗毛』の語彙;三遊亭円朝 人情話の語彙);第2部 西洋文化の導入(森鴎外の語彙—『うたかたの記』『文づかひ』の外来語;夏目漱石の語彙—『心』上(先生と私)の漢語;芥川龍之介の語彙 ほか);第3部 日本語の規範「標準語」とは何か(国定教科書「国語読本」の語彙 ...
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