「男の恋」の文学史
著者
書誌事項
「男の恋」の文学史
(朝日選書, 590)
朝日新聞社, 1997.12
- タイトル別名
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男の恋の文学史
- タイトル読み
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オトコ ノ コイ ノ ブンガクシ
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注記
参考文献初出一覧: p260-274
内容説明・目次
内容説明
惚れたが悪いか!我恋する、ゆえに我あり。恋は女のものなのか、相思相愛だけが恋なのか、苦しい片思いに身を焦がす、そんな男は「女々しい」のか、気鋭の研究者が試みる異色の日本文学史。
目次
- 序 「片思いは恋じゃない」?
- 第1章 「男の恋」—頂点と変容
- 第2章 冷たい女の運命—中世の女性蔑視
- 第3章 教科書が教えない恋愛—徳川期の「色道」思想
- 第4章 坪内逍遙における「恋愛」
- 第5章 「相愛」の呪縛—北村透谷
- 第6章 「男の片思い」の復活—二葉亭四迷
- 第7章 「感傷」と「性」の転倒—『蒲団』が『平凡』に与えたもの
- 第8章 「女物語」と「男物語」の系譜—尾崎紅葉その他
- 第9章 執着、未練、狂乱—近松秋江
- むすび 『行人』を超えて
「BOOKデータベース」 より