医療・合理性・経験 : バイロン・グッドの医療人類学講義

書誌事項

医療・合理性・経験 : バイロン・グッドの医療人類学講義

バイロン・J.グッド著 ; 江口重幸 [ほか] 訳

誠信書房, 2001.5

タイトル別名

Medicine, rationality, and experience : an anthropological perspective

医療合理性経験 : バイロングッドの医療人類学講義

タイトル読み

イリョウ ゴウリセイ ケイケン : バイロン グッド ノ イリョウ ジンルイガク コウギ

大学図書館所蔵 件 / 226

この図書・雑誌をさがす

注記

原著(Cambridge University Press, c1994)の翻訳

文献: p372-401

その他の訳者: 五木田紳, 下地朋友, 大月康義, 三脇康生

内容説明・目次

内容説明

モーガン記念講義をもとにしてバイロン・グッドが著した本書は、医療人類学の四半世紀の流れを俯瞰するものであり、その多様な試みと可能性、そして限界までをも考察しようとするものである。著者は、生物医学に収斂するかに見える今日の医学・医療を徹底して疑い、意味を中心とするアプローチ、病いの再現=表象理論、批判的現象学、そして物語論、読者反応論などを駆使しながら、医療や病いを、社会的・文化的・美学的文脈から、異言語混淆的なものとして描き出そうとする。病いや患うことの意味を徹底して問おうとする本書は、批判的思考はもちろん、豊かな臨床知の鉱脈であり、21世紀に架橋するこの分野の記念碑的な著作である。

目次

  • 第1章 医療人類学と信念の問題
  • 第2章 医療人類学における病いの再現=表象—この分野へのひとつの見解
  • 第3章 医学はいかにしてその対象を構成するか
  • 第4章 症候学=記号学と医学的現実の研究
  • 第5章 身体・病いの経験・生活世界—慢性の痛みの現象学的記述
  • 第6章 病いの物語的再現=表象
  • 第7章 美学・合理性・医療人類学

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ