対立
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書誌事項
対立
(記憶の場 : フランス国民意識の文化=社会史 / ピエール・ノラ編, 1)
岩波書店, 2002.11
- タイトル別名
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Les lieux de mémoire
- タイトル読み
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タイリツ
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注記
監訳: 谷川稔
総目次: 巻末p[1]-7
関連略年表: 巻末p10-13
内容説明・目次
内容説明
アナール学派の誕生とともに始まった「新しい歴史学」は、『記憶の場』の刊行によって第一幕を閉じた。規範的で一元的な歴史叙述への懐疑からピエール・ノラは、現代フランスを代表する120名の歴史家とともに10年の歳月をかけて、「記憶と歴史」の関係を根本的に見直すという、壮大な試みに取り組んだのである。記憶としての「出来事」は、いかにして歴史的「表象」に転位されるのか。記憶と歴史の交錯と乖離を闡明せんとするこの挑戦は、歴史学の新しい時代を告げるものとなった。日本語版は、この画期的なシリーズの方法と射程はそのままに、全3巻にまとめあげたものである。第1巻には、「フランク人とガリア人」「カトリックと反教権=世俗派」「プロテスタント」「アルザス」など、フランスの主要な政治・宗教・地理的対立に関する論考を収録した。
目次
- 記憶と歴史のはざまに
- 1 対峙する伝統(フランク人とガリア人;アンシャン・レジームと革命;カトリック教会と反教権=世俗派;フランス人と外国人)
- 2 宗教的マイノリティ(プロテスタント—荒野の博物館;ユダヤ人—グレゴワール、ドレフュス、ドランシー、コペルニック街)
- 3 地域の対抗(パリと地方;サン=マロ・ジュネーヴ線;アルザス—国境と記憶)
「BOOKデータベース」 より