吉田茂とその時代
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吉田茂とその時代
(PHP文庫, [お88])
PHP研究所, 2003.11
- タイトル読み
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ヨシダ シゲル ト ソノ ジダイ
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注記
底本は2002年8月PHP研究所より刊行
吉田茂年表: 巻末
文献目録: 巻末
シリーズ番号はジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し降伏した。同月30日、連合国軍最高司令官マッカーサーは厚木に降り立ち、2000日におよぶ占領が始まった。そして東京裁判、新憲法の公布。激変する社会情勢のなか日本は復興への道を歩み出したのだった。この「戦後日本」は誰がどのようにしてつくったのか。歴史の事実を克明にたどりつつ「戦後とは何か」を考える、著者渾身のシリーズ完結編。
目次
- 敗者日本の扱い—無条件降伏とは勝者による敗者の完全征服であった
- 東久邇宮内閣とマッカーサー—天皇制保全のため日本人はいかなる屈辱にも耐えた
- 自由とデモクラシーの復活—幣原は日本人の手による再建と改革に情熱を傾けた
- 勝者の心理と論理—占領政策は日本徹底改革論と対ソ戦略論に分かれた
- 幣原の苦悩—一月二十四日、幣原はマッカーサーと何を話したのか
- 吉田茂の登場—主義、思想とは無縁の外交官が首相になるまで
- 第一次吉田内閣—食糧問題と農地改革に尽力し新憲法を公布するまで
- 東京裁判(その一)—「極東国際軍事裁判の判決は史上最悪の偽善です」(ウイロビー)
- 東京裁判(その二)—判決の歴史観に対して正面から反論した二人の識見
- 占領軍の絶対権力—追放と言論統制が日本人の精神構造に深い傷を遺す
- 潮の変り目—敗戦直後「赤旗の海」だった日本が復興の道を歩むまで
- 再軍備のパラドックス—吉田茂はマッカーサーの方針を忠実に守りつづけた
- 公正な日本近代史を阻むもの—憲法第九条と東京裁判史観
「BOOKデータベース」 より